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JRAダービー卿CT(G3)プリモシーン「以前から乗りたかった」M.デムーロ騎手が惚れ込む逸材!

JRAダービー卿CT(G3)プリモシーン「以前から乗りたかった」M.デムーロ騎手が惚れ込む逸材!の画像1

 4日(土)、中山競馬場では古馬マイルのハンデ戦、ダービー卿チャレンジトロフィー(G3)が行われる。

 『netkeiba.com』の予想単勝オッズでは、2.2倍の1番人気に評価されているのがプリモシーン(牝5歳、美浦・木村哲也厩舎)である。昨年のヴィクトリアマイル(G1)2着馬で、これまで獲得した重賞タイトルは、2018年のフェアリーS(G3)と関屋記念(G3)、そして前走の東京新聞杯(G3)の3つである。

 その東京新聞杯は単勝オッズ7.8倍で4番人気という、G1好走歴があるプリモシーンとしては、意外な低評価だった。府中牝馬(G2)で15着、マイルCS(G1)で11着と、二桁着順が続き、休養明けの一戦だったことも、低評価の理由だったのかもしれない。

 だが、プリモシーンは初コンビとなるM.デムーロ騎手を背に、そんな低評価を覆しての快勝だった。レース後、デムーロ騎手はこんなコメントを残している。

「能力がある馬とずっと思っていた馬で、以前から乗りたかった。切れる脚があるので、自信を持って乗りました」

 デムーロ騎手はこれまでライバルの背中から、プリモシーンの強さを見続けていたという。だから、初騎乗となった前走の東京新聞杯でも、そのストロングポイントを引き出して、勝利に導いたということなのだろう。

 デムーロ騎手としては、ようやく巡り会えた「恋人」を簡単に手放す訳にはいかない。今回も引き続き、同騎手が手綱を取る。前走と同じ56キロだが、重賞を連勝してG1タイトルに挑む準備を万全なものにしたいところだ。

 今年、デムーロ騎手がプリモシーンを管理する美浦・木村哲也厩舎の馬に騎乗した際の成績は【2・0・1・2】で勝率40.0%、3着馬率60.0%。この組み合わせの信頼度は高い。

 木村哲厩舎も前述した東京新聞杯の他に、ダーリントンホールで共同通信杯(G3)を制しており厩舎自体も好調だ。

 1日(水)の最終追い切りではデムーロ騎手を背に5F69秒3、ラスト1F12秒5を馬なりでマーク。デムーロ騎手は『デイリースポーツ』の取材に「良かった。前回とコンディションは一緒くらい」と語っている。状態面にも全く不安はないようだ。

 このレースは近10年で5歳馬が7勝を挙げている。成長力を期待される4歳馬よりも、レース経験豊富な5歳馬の方が好成績を挙げている。惚れ込んだ鞍上が引き続き騎乗する点に加えて、こうしたデータもプリモシーンにはプラス材料と言えそうだ。

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