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JRA「まだG2ムードかな」インディチャンプ最終追い切りバテバテ……「想定外」マイラーズC参戦も陣営の辛い事情

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 26日、京都競馬場でマイラーズC(G2)が開催される。今年の始動戦の中山記念(G2)で4着のインディチャンプ(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)が得意のマイル条件で巻き返しを図る。

 前走は中団から終始インでレースを運び、最後の直線でしっかり伸びるも前との差は縮まらず4着に敗れた。だが1800m戦、斤量58キロ、馬体重プラス16キロと不安要素が多かったことを考えれば、健闘に値する内容といえるだろう。

 今回は得意のマイル戦に加えて叩き2走目となれば、やはりここでは昨年の春秋マイル王が格の違いを見せつけるはずだ。

 22日、栗東坂路コースでインディチャンプの最終追い切りが行われた。ダンビュライトと併せ馬で4ハロン50秒8、ラスト13秒6の時計を記録し、僚馬からクビ差遅れの最終調整となった。全体時計は早いが、最後はバテてしまっている。これは最初から12秒7-12秒5-12秒0と速いラップで飛ばしていったことを考えれば納得かもしれない。

 この内容に陣営は「しっかり負荷がかかりました。体に余裕があったので、このひと追いで締まってくれば」と話しており、最後の失速も想定済みのようだ。また併走相手に先着を許したことについても、ダンビュライトには体重の軽い松若風馬騎手が跨ったためと説明している。

 理由を聞けば納得できるかもしれないが、追い切り内容、余裕残しの馬体と聞くと不安は拭いきれない……。

「インディチャンプは3月末に帰厩したときには、馬体重が490キロ台でした。プラス16キロで出走した中山記念が478キロだったことを考えると、かなり絞らないといけない馬体です。これは当初のローテーションが影響しているかもしれません。

 昨年末にインディチャンプが香港遠征した際は、2日前検量で前走から馬体重が10キロ減っていました。レースは出遅れが響いて7着に敗れましたが、馬体の輸送減りも影響していたかもしれません。

 当初は4月に香港遠征を当初予定していたため、輸送で体重が減ることを想定して放牧に出されたと思われます。しかし、新型コロナウイルスの影響で遠征は中止になり、急遽同日開催のマイラーズCに参戦することになりました。そのため、仕上げがぎりぎりになってしまったと思われます」(競馬記者)

 実際に最終追い切り以前に、陣営は「先々週は物足りなかったけど先週ぐらいからだいぶ盛り返してきた。でもまだ、G2ムードかな」と話しており、インディチャンプの仕上がりに疑いを持ってしまう。

 果たしてレース当日、インディチャンプは万全の態勢に仕上がっているだろうか。当日の馬体重には注意が必要かもしれない。

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