GJ > 競馬ニュース > インディチャンプ 完璧レースも...
NEW

JRAコントレイルの真逆!? 福永祐一「イメージ通りの競馬ができました」インディチャンプ「完璧レース」も本番に残る「不安」とは……

JRAコントレイルの真逆!? 福永祐一「イメージ通りの競馬ができました」インディチャンプ「完璧レース」も本番に残る「不安」とは……の画像1

「フィアーノロマーノが取消して、ヴァンドギャルドが出遅れた時点で勝負あり」

 26日、京都競馬場でマイラーズC(G2)が開催され、福永祐一騎手のインディチャンプ(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)が優勝を飾った。このレースについて、元ジョッキーの安藤勝己氏が自身のツイッターで回顧した。

 レースは発走直前に上位人気馬フィアーノロマーノが、右前肢跛行を発症したため競走除外になった。さらに2番人気のヴァンドギャルドはスタートで大きく出遅れた。しかし、圧倒的1番人気に支持されたインディチャンプの福永騎手は、周りとは打って変わって冷静だった。

 インディチャンプは好スタートを切ると、ハナを主張するランスオブプラーナ、ベステンダンクの2頭から離れた4番手で折り合いをつける。直線を向いてからは馬なりのまま先頭に並ぶと、楽な手応えで後続に2馬身差をつける圧勝だった。

「直線入って手応えが違うもんやから、ユーイチが前の2頭を可愛がった。ああなるとベステンダンクが残ってまうわ」と、インディチャンプのレース運びについて安藤氏はツイート。やはり昨年のマイル王はこの舞台では力が違ったようだ。

 また福永騎手は「イメージ通りの競馬ができました。先行馬2頭が行くと思っていたし、その後ろのいいポジションでプレッシャーのない形で追走できました」とレース内容に満足げなコメントを残した。

 福永騎手と言えば、1週間前の皐月賞(G1)で真逆のコメントを残したことが思い出される。

 皐月賞でも、同じく1枠1番で1番人気のコントレイルに騎乗した福永騎手。予想以上に後方の位置取りでのレースを強いられたが、大外を回す競馬で勝利した。「ちょっと想定外のレースになりました。ヒヤヒヤさせて申し訳なかったのですが、強い内容で勝ってくれたと思います」とレースを振り返った。

 マイラーズCでは、全く正反対の思い通りのレースとなり喜びもひとしおだろう。

「皐月賞はコントレイルが久々の実戦、不安視された稍重の馬場、さらに福永騎手自身が皐月賞未勝利だったこともあり、1番人気のプレッシャーが大きかったはずです。それに対して、マイラーズCはインディチャンプの力が抜けていたことに加えて、有力馬の“脱落”で気楽にレースができたはずです。これが好騎乗につながったのではないでしょうか」(競馬記者)

 本番・安田記念(G1)に向けて、これ以上ないレース内容となった福永騎手とインディチャンプのコンビ。だが、ひとつだけ「不安」がある。

JRAコントレイルの真逆!? 福永祐一「イメージ通りの競馬ができました」インディチャンプ「完璧レース」も本番に残る「不安」とは……のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛