GJ > 競馬ニュース > アーモンドアイ「女王陥落」のシナリオ!?  > 2ページ目
NEW

JRAアーモンドアイ「女王陥落」のシナリオ!? ヴィクトリアマイル「僕の馬の方が強い」相棒を信じ切り、最強女王に打ち勝った9年前の記憶

JRAアーモンドアイ「女王陥落」のシナリオ!? ヴィクトリアマイル「僕の馬の方が強い」相棒を信じ切り、最強女王に打ち勝った9年前の記憶の画像2

 だが、アパパネと主戦の蛯名正義騎手は、そんな最強女王に真っ向勝負を挑んだ。レースは中団に構えたアパパネを、ブエナビスタががっちりマークする形。大本命馬に終始追走される厳しい展開だったが、鞍上の蛯名騎手は「『ついて来い』と。受けて立つつもりで『僕の馬の方が強い』という気持ちで乗った」と決して動じなかった。

 当時、アパパネを管理していた国枝調教師が「相手はブエナビスタだと思っていた」と振り返った通り、陣営には勝算があった。

 2400mのオークス(G1)でサンテミリオンと1着同着するなど、実は前年の牝馬三冠はアパパネ陣営にとって望外の偉業だった。何故なら、この年もあえてマイラーズC(G2)から始動していたように、アパパネは本質的に1600mがベストと考えられていたからだ。

 一方のブエナビスタは、前年のヴィクトリアマイル以来の1600m。戦績を振り返っても、マイルがやや短いことは明らか。だからこそアパパネ陣営には「マイル戦ならブエナビスタに負けない」という自負があったのだろう。

 アパパネは自分のレースを貫いた。直後に迫っていたブエナビスタを待たずに、自らのタイミングでスパート。それを待っていたかのようにブエナビスタも追撃を開始するが、蛯名騎手ら陣営にはそれを跳ね返すだけの自信があった。

 結果は、アパパネがブエナビスタをクビ差抑え込んでの勝利。ゴール直後、蛯名騎手が珍しく派手なガッツポーズで喜びを爆発させている姿が印象的だった。

 あれから9年。ここで燃え尽きたのかアパパネはその後、かつての輝きを取り戻せずに引退。一方、ブエナビスタは同年のジャパンCを制覇するなど、最後まで最強女王だった。

 ただ、このヴィクトリアマイルに限っては、アパパネがブエナビスタを上回った。

 最大の勝因は、アパパネを信じ抜き「勝つ競馬」を貫いた蛯名騎手や陣営の信頼関係だろう。ここまで培ってきた人馬の絆が大きな自信となり、ブエナビスタを必要以上に恐れなかったことが乾坤一擲の走りに繋がった。

 今年のアーモンドアイが、かつてのブエナビスタ級の注目を集めることは間違いない。しかし、そんな“最強女王”を恐れない陣営にこそ勝機はあるはずだ。

JRAアーモンドアイ「女王陥落」のシナリオ!? ヴィクトリアマイル「僕の馬の方が強い」相棒を信じ切り、最強女王に打ち勝った9年前の記憶のページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 岩田望来「素行不良」で追放されても重賞4勝目ゲット! 減量トラブルや夜遊び発覚した「問題児」が干されなかったワケ
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
  4. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  7. JRAが主導する”大改革”で超一流ベテラン騎手が「騎乗馬なし」の異常……競馬界の水面下で今、一体「何」が起こっているのか?
  8. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. 【ホープフルS】“クロワデュノールなんて目じゃない!”今年最後のG1!冬の中山で走る穴馬の法則、名門調教師絶賛の穴馬!