
JRAアーモンドアイを脅かす「超高速馬場の申し子」が急浮上!? ヴィクトリアマイル「穴男」田辺裕信と「第2のラウダシオン」で今年も大波乱?
「セラピア(牝4歳、栗東・藤岡健一厩舎)が、とにかく不気味ですね。まだ3勝クラスを勝ったばかりでG1では明らかに実績不足。藤岡調教師も『いきなりのG1でどれくらい走れるか』と控えめなコメントなんですが、その一方、坂路で好タイムを連発するなど、陣営のモチベーションが非常に高い。とても“参加賞”狙いには見えません」(競馬記者)
逃げ、もしくは2番手の積極策から、2連勝と勢いに乗っているセラピア。先週のNHKマイルCの結果からも、今の東京は前に行けば簡単には止まらない。『日刊スポーツ』の取材に応じた藤岡調教師も当然、その傾向は把握しており「いいパターンになるかも。ハナにはこだわってないが、前で競馬するのは間違いない」と、積極策に出ることを明かしている。
また、2走前の摂津特別(2勝クラス)の勝ち時計1:20.3は、前週に同舞台で行われた阪急杯(G3)の勝ち時計と同一。前走の難波S(3勝クラス)の1:45.3に至っては、今年の芝1800mで最速。
セラピアが、今の東京のような“高速決着”でこそ真価を発揮していることは明白だ。
「今週末は土曜日こそ多少雨が降るかもしれませんが、日曜に気温が上がれば、良馬場が濃厚でしょう。鞍上の田辺裕信騎手は、過去にロゴタイプの安田記念(G1)で2度も穴を空けています(2016年8番人気1着、17年8番人気2着)し、いずれも果敢にハナに立ってのもの。東京のマイルで主導権を握らせれば、非常に怖い騎手です」(同)
また、セラピアの父はオルフェーヴルの産駒は、いずれもレコードを更新したフローラS(G2)、青葉賞(G2)に加え、先週のNHKマイルCでも上位を賑わせており、高速決着が相次ぐ「今回の東京開催の重賞では100%馬券」に絡んでいる。
ちなみに、ヴィクトリアマイルの出走馬でオルフェーヴル産駒はセラピアただ1頭だ。
「とにかく能力は絶対ある」
藤岡調教師の力強い言葉とは裏腹に、現在の『netkeiba.com』による事前オッズでは12番人気に留まっているセラピア。アーモンドアイの強さは誰もが認めるところだが、先週のラウダシオンの激走からも、今の東京は何が起こっても不思議ではないはずだ。
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