GJ > 競馬ニュース > 京王杯SC 「8勝」藤沢厩舎に〇〇の法則…
NEW

JRA京王杯SC(G2)レース史上最多「8勝」藤沢和雄厩舎に〇〇の法則……今年該当は人気薄ライラックカラー!

JRA京王杯SC(G2)レース史上最多「8勝」藤沢和雄厩舎に〇〇の法則……今年該当は人気薄ライラックカラー!の画像1

 16日、東京競馬場では京王杯スプリングC(G2)が行われる。高松宮記念(G1)から巻き返しを図るスプリンターと安田記念(G1)を目指すマイラーの計13頭が芝7ハロンの舞台でぶつかり合う。

 注目したいのが、このレースで史上最多8勝を誇る藤沢和雄厩舎だ。昨年の覇者で1番人気が濃厚のタワーオブロンドンと武豊騎手が騎乗するライラックカラーの5歳勢2頭出しでこのレース通算9勝目を狙う。

 これまで数多くのビッグタイトルを獲得してきた藤沢厩舎。JRAでの通算重賞勝利数はなんと「120」にも上る。そんななか京王杯SCで挙げた8勝はどの重賞レースよりも多い。2番目に多い天皇賞・秋(G1)は6勝、次いでマイルCS(G1)と青葉賞(G2)でそれぞれ4勝を挙げている。

 8勝のうち、2勝は過去2年で挙げたものだ。2018年のムーンクエイク、そして昨年のタワーオブロンドンから続く連覇を「3」に伸ばせるかに注目だ。

 藤沢厩舎が挙げた8勝にはある共通点が存在していることをご存じだろうか。それが前走の着順である。

【藤沢厩舎/京王杯SC優勝馬の前走着順】
 1997年 タイキブリザード/13着(カナダBCクラシック)
 1998年 タイキシャトル/1着(スプリンターズS)
 2000年 スティンガー/1着(京都牝馬特別)
 2001年 スティンガー/3着(東京新聞杯)
 2004年 ウインラディウス/3着(ダービー卿CT)
 2014年 レッドスパーダ/17着(高松宮記念)
 2018年 ムーンクエイク/5着(洛陽S)
 2019年 タワーオブロンドン/5着(東京新聞杯)

 1997年のタイキブリザードから昨年のタワーオブロンドンまで、勝った馬は前走着順がすべて“奇数”だった。藤沢厩舎が送り込む今年の2頭の前走着順を見ると、タワーオブロンドンは前走・高松宮記念で12着、ライラックカラーは初重賞挑戦となった阪急杯(G3)で13着。いずれも大敗を喫しているが、前走着順が“奇数”に該当するのはライラックカラーの方だ。データ的にはライラックカラーの好走に期待したい。

 実はこのレースにおいて藤沢厩舎には“奇数と偶数”の法則がもう一つ存在する。過去8勝のうち7勝を“奇数”の馬番に収まった馬たちが挙げているのだ。唯一の例外は97年のタイキブリザードで7枠14番からの勝利だった。今年はタワーオブロンドン(7枠10番)とライラックカラー(5枠6番)はそろって“偶数”に決まったため、2頭とも該当しない。

 もしライラックカラーが奇数であれば、2つの法則が当てはまっていたのだが……。逆に、タワーオブロンドンはどちらの法則にも当てはまらず、好走する確率は低くなってしまった。最多8勝を誇る好相性のレースで藤沢厩舎の法則が発動し、ライラックカラーの激走に期待したい。

JRA京王杯SC(G2)レース史上最多「8勝」藤沢和雄厩舎に〇〇の法則……今年該当は人気薄ライラックカラー!のページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 有馬記念(G1)武豊「ウイニングラン」も残酷な結末! スペシャルウィーク、グラスワンダーが激突した1999年…… 最強世代の意地を懸けたラストバトル
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. ミスターシービー、ウオッカ、ヒシマサルの意外な共通点…馬名の由来は興味深いエピソードの宝庫【競馬クロニクル 第47回】
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. JRA松田国英「人を殺したわけじゃないけど……」ダートの怪物が引退に追い込まれた“不治の病”が「期待の新星」にも。定年まで4か月の名伯楽に再び試練が……
  8. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  9. 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
  10. 競馬版『無限の住人』!? 米最高峰の舞台に立った「独眼竜」馬に熱視線も、意外と多い「隻眼の強豪」