JRAヴィクトリアマイル(G1)アーモンドアイ大楽勝! C.ルメール騎手「まあ、これなら負けない」芝G1・7勝目はディープインパクトらと並ぶ最多記録
17日、東京競馬場で開催されたヴィクトリアマイル(G1)は、圧倒的1番人気に推されたアーモンドアイ(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)が優勝。圧巻のレースでディープインパクトらに並ぶ芝G1・7勝目を上げた。
「恐れ入りました!これが、アーモンドアイです――!」
レース実況を務めた小林雅巳アナがそう叫んでしまうほど、牝馬限定戦に出るのは「反則」と言ってしまいたくなる強さだった。
16頭立てで行われた芝1600mのレース。好スタートを決めたアーモンドアイは楽に中団外につけると、最後の直線では馬なりのまま先頭集団へ。他馬とは完全に異なる手応えで、C.ルメール騎手が軽く追い出すと、あっという間にセーフティリード。最後は流すような感じのまま、4馬身差で悠々とゴールした。
「前走の有馬記念(G1)でキャリア初の惨敗(9着)、始動戦に予定されていたドバイターフが新型コロナウイルスの影響によって中止、さらには昨年の安田記念(G1)以来のマイル戦と、今回アーモンドアイは決して盤石といえない状況でしたが、まったく関係なかったですね。
アーモンドアイの素晴らしい走りはもちろん、それを引き出した国枝栄調教師らスタッフの尽力はお見事でした。強いことは誰もが認めるところですが、まさか周囲のライバルとここまで力の差があるとは……。アーモンドアイはこれでディープインパクトらと並ぶG1・7勝目.名実ともに歴史的名馬の階段をまた一歩上がったと思います」(競馬記者)
「ありがとうございます! めちゃくちゃ強かったです! 安心しました」
レース後、鞍上で勝利の喜びを噛みしめるように何度もガッツポーズを繰り返したルメール騎手。
レース後には「パドックからスタートまですごくいい感じ、道中もリラックスして乗りやすかった。まあ、これなら負けない。アーモンドアイはレジェンドホース。やっぱり特別な馬です」と改めてアーモンドアイを絶賛。女王が最強を証明したレースだった。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
JRAヴィクトリアマイル(G1)アーモンドアイ1986年以降4頭目の快挙へ!? 最多はディープインパクトの8回……その記録とは
JRAアーモンドアイは3番手!? 大荒れヴィクトリアマイル(G1)は「マル秘激走馬」に警戒せよ! 激アツ現場情報をもとに6点で「10万馬券」狙い!
JRAヴィクトリアマイル(G1)アーモンドアイ「有馬記念」で露呈した弱点!? 最強女王がジャパンCや天皇賞・秋のように先行できない理由
JRAアーモンドアイを脅かす「超高速馬場の申し子」が急浮上!? ヴィクトリアマイル「穴男」田辺裕信と「第2のラウダシオン」で今年も大波乱?
JRA【ヴィクトリアマイル(G1)枠順確定】最強女王アーモンドアイの枠は? 最重要ポイントが決定