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JRA川田将雅は苦戦必至!? 現体制テコ入れで反撃の準備粛々と……春クラシック「無冠」ノーザンファームに「大改革」の動き

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 今年の春のクラシックはノースヒルズのコントレイルが2冠、牝馬はノルマンディーのデアリングタクトが牝馬2冠をそれぞれ無敗で達成するという史上初の記録が誕生したように、かなり珍しい年となった。

 ダービーのコントレイルはサリオスとの差を皐月賞よりさらに広げ、オークスのデアリングタクトは進路の確保に苦心したものの、前が開いてからは一気に突き抜けてウインマリリンを交わし去った。終わってみれば、いずれも危なげないレースで完勝しており、これらを脅かすまでのライバル馬がいなかったといえそうだ。

 これに対し、大きな危機感を覚えているのが生産界の絶対王者ノーザンファームだ。

 古馬陣も大阪杯(G1)をラッキーライラック、天皇賞・春(G1)をフィエールマン、ヴィクトリアマイル(G1)をアーモンドアイで制したとはいえ、これらはいずれも5歳馬。クラブの規約で牝馬は6歳3月末が現役生活の期限となっており、アーモンドアイ、ラッキーライラックの引退が近いと考えると一気に手薄な布陣となることが明白である。

 この秋、さらに現3歳が古馬となる来年以降にはかなりの苦戦が予想されそうだ。

 勿論、ノーザンファームもこのまま手をこまねいて黙っている訳にはいかない。早速、巻き返しのために体制の大幅な変化があるようだ。厩舎や騎手の選定をこれからは若い世代にシフトしていく動きがある。

「当歳世代からは預託先が随分変わってくると思います。関西は斉藤崇史厩舎、池添学厩舎、西村真幸厩舎に今年開業の吉岡辰弥厩舎も有力と見られています。逆に池江泰寿厩舎などは少し下がると見られています。角居勝彦調教師の引退に伴い辻野泰之調教師にも期待をかけているようです。関東は堀宣行厩舎を筆頭に国枝栄厩舎、木村哲也厩舎。藤沢和雄調教師が引退間近なので、その後は宮田啓介調教師がバックアップを受けるでしょう。

騎手選びにも変化がありそうです。関東はC.ルメール騎手が6月の新馬戦は全部埋まっているようです。今年はD.レーン騎手がいるので有力新馬は双璧といった感じですね。これに対し、関西では昨年、有力馬を揃えた川田将雅騎手が新馬を馬の能力で勝っても2戦目以降がさっぱりでした。大きいところはルメール騎手、M.デムーロ騎手に持っていかれましたし、日本人では福永祐一騎手、松山弘平騎手の評価が高く、今後は川田騎手への依頼が減りそうです。

また、今秋はコロナの影響で海外からの短期免許取得者が少なくなるため、夏の活躍次第では勢いのある若手、岩田望来騎手、西村淳也騎手などの起用もあり得ますね」(競馬関係者)

 今年は劣勢に立たされた感のあるノーザンファームだが、こういった危機意識の高さや実行力が強さの秘訣でもある。

 今後の巻き返しに注目したい。

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