
JRA福永祐一「いい枠だった」1枠1番「6戦5勝」の荒稼ぎ! 鳴尾記念(G3)も10番人気パフォーマプロミスで“連勝記録”継続
福永祐一騎手の勢いが止まらない。
6日、土曜阪神メイン・鳴尾記念(G3)を10番人気の伏兵パフォーマプロミス(牡8、栗東・藤原英昭厩舎)で優勝。単勝オッズ1.8倍の圧倒的1番人気に支持されたM.デムーロ騎手のラヴズオンリーユーとの叩き合いを制した。
今年はコントレイルで無敗のクラシック2冠を達成するなど絶好調の福永騎手。騎乗したパフォーマプロミスは昨年の天皇賞・春(G1)を3着していた実力馬。約1年1か月ぶりの長期休養明けを嫌われての低評価だったとはいえ、見事な騎乗で勝利に導いた鞍上の手腕も冴えに冴えた。
プラス14キロと余裕のある馬体ながらも、レースでは抜群のスタートを決めると好位のインを楽な手応えでキープ。目前にラヴズオンリーユーを見る絶好の位置で追走した。直線では先に追い出されたライバルに併せるとゴールまで追撃を凌ぎ切った。
福永騎手は「いい枠だったし、ロスのない競馬で、直線外に出せました」とレース後のコメントで会心の騎乗を振り返った。
同騎手は鳴尾記念の勝利で今年の重賞6勝目となったが、3枠5番だった日本ダービー(G1)のコントレイル以外は、すべて「1枠1番」での優勝である。驚くことに6勝中5勝が1枠1番なのだ。
◆福永騎手が1枠1番で勝利した重賞
クイーンC(G3)ミヤマザクラ
皐月賞(G1)コントレイル
マイラーズC(G2)インディチャンプ
かしわ記念(G1)ワイドファラオ※交流重賞
鳴尾記念(G3)パフォーマプロミス
「今年は5頭立ての小頭数のレースで行き場をなくす競馬もありましたし、内枠が苦手なイメージの強かった福永騎手ですが、最近は内枠の方が結果を残しています。
16年のスプリンターズS(G1)を1枠1番のビッグアーサーで大敗しました。このときに実況で『前が壁』といわれたため、苦手なイメージが先行していましたが、結果を出すことでネガティヴなイメージを払拭したといえるでしょう。
ダービーも3枠5番だったことを考えると、今となっては内枠が得意と言ってもいいくらいですね。4枠6番の安田記念でも一発期待できるかもしれません」(競馬記者)
6月から騎手の移動制限も解除となり、福永騎手は土曜の重賞勝ちの勢いそのまま大一番に臨めるのは歓迎だろう。
コンビを組むインディチャンプで昨年に続く連覇を決め、アーモンドアイの8冠を阻止することも期待が出来そうだ。
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