JRA 戸崎圭太「完全燃焼」で重賞奪取へ! ブラストワンピースとインディチャンプに割って入った素質馬の復活に期待

今週14日に東京競馬場で行なわれるエプソムC(G3)には、レイエンダ、サトノアーサー、アイスストーム、シャドウディーヴァなど、ここをきっかけに秋に弾みをつけたい馬たちが挙って集結してくる。
このレースに出走してくるギベオン(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎)だが、なかなか能力を開花できず、現在は足踏み状態が続いている。
3歳時は、毎日杯(G3)で1着ブラストワンピース、3着インディチャンプの2着に入り、NHKマイルカップ(G1)はケイアイノーテックの2着。高い能力を見せたギベオンだが、その後、軌道に乗ることができずにいる。
だが、昨年秋以降の敗因を分析してみると、ハッキリとした傾向が見えてくる。
毎日王冠(G2)7着→出遅れ
チャレンジC(G3)9着→直線で他馬と接触する不利
中山金杯(G3)10着→急かして流れに乗せた分、力んで脚が溜まらず
金鯱賞(G2)4着→直線で他馬に寄られて前が詰まる不利
新潟大賞典(G3)13着→出負けして後方に下がる
こうして見ると、敗れたレースの敗因は明白。今回ギベオンに騎乗する戸崎圭太騎手には、ギベオンを完全燃焼させる騎乗が期待される。
「戸崎騎手と藤原英厩舎といえば、2018年の皐月賞(G1)を勝ったエポカドーロ。その年、藤原英厩舎の馬に28回騎乗して7勝・2着5回・3着6回という好相性でした」(競馬記者)
戸崎騎手は5月23日に東京競馬場で、昨年11月の落馬事故から6カ月半ぶりにレースに復帰し、先週早くも3歳未勝利戦で勝利を挙げた。その日は2勝し、翌日には久しぶりのG1戦、安田記念でダノンキングリーに騎乗(7着)して、レース感覚は戻ってきている。
あとは、大きいところを勝って、応援してくれていた方々に恩返しをしたいところだ。ギベオンを巧くスタートさせて、あとは中団に控えてその時を待つ……東京競馬場で人馬が一体となって、復活の狼煙を上げるかもしれない。
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