真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.10.27 10:55

【徹底考察】天皇賞・秋(G1) リアルスティール「毎日王冠を使えなかったことは『プラス』か『マイナス』か?答えは『最終追い切り』の中にある」
監修=下田照雄(栗東担当)
また、キングマンボは一度も日本に導入されたことがないにも関わらず、東京で極めて優秀な実績を残している。キングカメハメハや孫のエイシンフラッシュが日本ダービーを勝ち、ジャパンCでもエルコンドルパサーやアルカセットが勝利。そういった点でも今回の舞台設定は、本馬の後押しとなるはずだ。
≪結論≫
26日の共同会見で矢作芳人調教師が毎日王冠について「見送ってよかった」と述べている通り、リアルスティールの状態は急仕上げ気味だった毎日王冠時より明らかに上昇しているようだ。
そして、問題の最終追い切りに関しても、下記のようにきっちりと軌道修正。無論、これで100%大丈夫というわけではないが、少なくとも大きな不安要素を一つ解決できたことは確かだろう。
2015年10月、菊花賞(G1) 栗東坂路4ハロン53.6‐12.6(福永)
2016年2月、中山記念(G2) 栗東坂路4ハロン54.1‐11.9(福永)
2016年6月、安田記念(G1) 栗東坂路4ハロン50.8‐12.0(福永)
2016年10月、毎日王冠(G2)栗東坂路4ハロン51.5‐12.2(助手)
2016年10月、天皇賞・秋(G1)栗東坂路4ハロン53.8‐12.5(助手)
上記は、昨年の菊花賞からの国内レースにおける本馬の最終追い切りの時計を再度掲載したものだが、明らかに折り合いに心配がなかった菊花賞や中山記念に近い全体と時計。おそらく、これなら安心だろう。
ただ、問題は仮にリアルスティールが100%の力を発揮できたとして、それで天皇賞・秋を勝ち切れるのかということだ。
実際に天皇賞・秋の上位人気が予想される有力馬の中で本馬が対戦した経験があるのは、今春の安田記念のモーリス。そして、中山記念で激突したアンビシャスだけ。その内、モーリスとの安田記念に関しては、リアルスティール自身が大きく折り合いを欠き、本来の走りではなかったため参考外だろう。
そうなると残った中山記念に関しては、アンビシャスが2着でリアルスティールが3着。斤量は両馬とも55㎏で、着差はわずか半馬身差だった。
PICK UP
Ranking
5:30更新JRA伝説レコード「1:57.8」サッカーボーイの謎に迫る。1988年から「32年間」不滅、最有力は当時の函館が「洋芝ではなかった説」だが……
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分