
JRA「4週ぶり」藤田菜七子やっと出た! 鮮やか差し切りで新境地開拓か!? 8か月ぶりの東京勝利にスマイルはじけた
21日、日曜東京2R3歳未勝利で藤田菜七子騎手の6番人気ラブロッソ―(牝3、美浦・星野忍厩舎)が鮮やかな差し切りを決めて勝利。
藤田騎手はこれでJRA通算105勝目となり、5月23日の新潟開催以来、1ヶ月ぶりの勝ち星となった。また、東京開催での勝利は昨年10月15日以来、8か月ぶり。
先週は自身初の芝重賞勝利のかかっていた阪神のマーメイドS(G3)を4番人気のナルハヤで果敢に逃げて4着と逃げ粘った。今年は2月15日の小倉開催で落馬し、左鎖骨骨折。デビュー初の長期離脱を強いられるなど順調さを欠いていただけに、この勝利で波に乗っていきたいところだ。
レースは逃げ馬が軽快に飛ばす展開を中団外目の後方から追走。直線入り口から進出すると残り200m過ぎで先に抜け出しを図ったココリミネルヴァに並びかけると、ゴール前でこれを交わした。
前々でレースをした3頭が掲示板に載る展開だったが、ソツのない競馬で2着馬に1馬身1/4差をつける快勝は藤田騎手の好騎乗も大きかったといえるだろう。
藤田騎手は会心の勝利に「課題のゲートを我慢して、しっかり出てくれた」とコメント。「馬はまだ良くなると思います」と今後の成長に期待を寄せた。
「1日2勝した新潟以来の勝ち星でしたが、冷静な手綱さばきが目を引きました。藤田騎手はこれまでの勝ち星はほぼ逃げか先行だったのですが、このレースは中団待機からの差し切りとなかなかの技ありだったと思います。
騎乗馬も6番人気とそれほど評価は高くなかっただけに、腕で持って来た印象ですね。新潟開催と違って東京はトップジョッキーが集まる傾向が強いため、騎乗馬の質を確保するのが難しいなか、存在感を見せたのは明るい材料です」(競馬記者)
コンビを組んでいるコパノキッキングでG1勝利を期待されている藤田騎手。
オーナーのDr.コパ(名義は小林祥晃)氏にもアピールできただろうか……。
PICK UP
Ranking
5:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
- 武豊が社台に干された「曰く付き」阪神JF……”引退説”が囁かれた大スランプの原因「ダンスファンタジア事件」とは
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客