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JRA宝塚記念(G1)春G1穴馬の傾向から「激走馬」が浮上!? サートゥルナーリアを出し抜くかもしれない不気味な存在とは……

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 いよいよ上半期のG1レースも残すところ、28日の宝塚記念(G1)のみとなった。

 今年はコントレイルとデアリングタクトが無敗の2冠馬に輝き、アーモンドアイがヴィクトリアマイル(G1)で7冠の達成、安田記念(G1)で8冠の壁に阻まれるなど数々のドラマが生まれた。

 堅く決着するレースもあれば、波乱のレースもあり、多くのファンが一喜一憂したのではないだろうか。泣いても笑っても宝塚記念が春G1最後のレース。なんとしてでも、馬券を当てて締めくくりたいところだろう。

 今年のG1レースの穴馬の傾向から、宝塚記念でおすすめの馬を1頭紹介したい。

 まず今年の芝G1レースで人気薄ながら激走した馬は以下の通りだ。

高松宮記念 モズスーパーフレア 1着(9番人気)
桜花賞 スマイルカナ 3着(9番人気)
皐月賞 ガロアクリーク 3着(8番人気)
天皇賞・春 スティッフェリオ 2着(11番人気)
NHKマイルC ラウダシオン 1着(9番人気)
オークス ウインマリリン 2着(7番人気)
オークス ウインマイティー 3着(13番人気)
日本ダービー ヴェルトライゼンデ 3着(10番人気)

 上記の馬の多くに共通するのは、積極的な位置取りからレースを進めたことだ。ウインマイティー、ヴェルトライゼンデは中団からのレースだったが、早めの仕掛けが功を奏して3着に食い込んだ。唯一の例外はガロアクリークだけである。

 この傾向から、宝塚記念で穴をあける候補としてダンビュライト(セン6歳、栗東・音無秀孝厩舎)に期待したい。

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 2018年の天皇賞・秋(G1)で馬場入場後に暴れて、戸崎圭太騎手を振り落として放馬したダンビュライト。その結果、「疲労が著しいため」競走除外となった。さらに昨年のジャパンC(G1)でも暴れてしまい、勝ち馬から3秒3差の14着と大敗を喫した。

 そんな暴れん坊に下された判断は「去勢手術」だった。よく気性難の馬に施され、ホルモンバランスが保たれることで気性面の改善に効果的な処方だ。

「前走の天皇賞・春は好スタートからハナを切って、1000m通過が63秒0と絶妙なペースで折り合いがつけられました。1周目のスタンド前を過ぎたところでキセキがまくってきましたが、それに動じることなくレースを進められたことからも、去勢の効果はあったのではないでしょうか。レースは9着に敗れましたが、敗因は距離が長かったことだと思います。得意の2200m、叩き2戦目とくれば、激走してもおかしくないでしょう」(競馬記者)

 実際に、ダンビュライトは18年のAJCC(G2)と19年の京都記念(G2)で2200mの重賞を2勝している。宝塚記念は18年に参戦して差しの競馬で5着に敗れているが、逃げるであろう今年は一味違うはずだ。

 まさしく今年のG1で穴をあけている条件に合致するのだ。そのうえ、宝塚記念の出走メンバーで逃げる可能性があるのはキセキぐらい。スティッフェリオも先行馬だが、同じ音無厩舎ということで無理に競り合うということはないだろう。そのため、楽に逃げられる展開に期待が持てるはずだ。

 去勢手術明けかつ叩き2戦目のダンビュライト。春G1の締めくくりの穴馬候補として、買い目に入れてみてはいかがだろうか。

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