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JRA宝塚記念(G1)「すごく惜しい内容」サートゥルナーリアVSラッキーライラック二強対決に風穴あける!?「爆穴」仕事人が大阪杯のリベンジに虎視眈々

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JRA宝塚記念(G1)「すごく惜しい内容」サートゥルナーリアVSラッキーライラック二強対決に風穴あける!?「爆穴」仕事人が大阪杯のリベンジに虎視眈々の画像1

 28日、阪神競馬場で行われる春のグランプリ・宝塚記念(G1)では、昨年の皐月賞(G1)以来のG1・3勝目を狙うサートゥルナーリアと大阪杯(G1)を制して充実期を迎えたラッキーライラックの対決に大きな注目が集まっている。

 これまでいずれもアーモンドアイの前に苦杯を飲まされてきた2頭。秋に8冠を狙う女王への挑戦権は譲れない。現役最強の座を手に入れるには女王不在のここはお互いに負けられない一戦となりそうだ。

 G1馬が8頭揃う超豪華なメンバーで争われる今年の宝塚記念だが、G1勝利の勲章はないとはいえ、密かに一発を狙っている馬に注目したい。

 カデナ(牡6、栗東・中竹和也厩舎)は、前走の大阪杯を11番人気で4着と好走した。

 3歳時には京都2歳S(G3)、弥生賞(G2)を連勝し、皐月賞(G1)では3番人気の支持を受けた実力馬である。クラシック候補として挑んだものの、皐月賞を9着に敗れて以降は二桁着順を連発するなど低迷を極めた。かつての期待馬もG1を狙うどころかG3すら惨敗を繰り返すようになり、成長力のなさを指摘する声も出始める。

 主戦を任されていた福永祐一騎手が乗ることもなくなり、ついには終わった馬という評価が定まりつつある中、一筋の光明を見せたのが18年のアンドロメダS(OP)だ。弥生賞以来となる上がり3F最速の切れ味を繰り出したのである。後方待機策を採ったこともあるとはいえ、復活の気配を感じられる内容だった。

 福島民報杯(L)で11戦ぶりに3着以内に好走し、その後は敗れたレースも見せ場は作れるようになった。そして、迎えた2月の小倉大賞典(G3)でついに約3年ぶりの勝利を手に入れたのだ。

 長らく低迷していたカデナを小倉大賞典で鮮やかな勝利に導いた鮫島克駿騎手と挑んだ今年の大阪杯。11番人気という低評価とはいえ、鮫島克騎手は「秘策」を用意していた。

 この日の阪神競馬場の芝はBコースでの開催に替わり、インコースを走った馬の好走が目立っていたことを鮫島克騎手は見逃さなかった。8枠11番と外の枠からスタートしたカデナをインの後方へと導いた。意外にもダノンキングリーが逃げた展開はスローに落ち着いた。だが、必ずどこかで前が開くタイミングがあるだろう。鮫島克騎手はそう信じていたに違いない。

 そして待ちに待ったその瞬間が訪れる。直線で前にいたワグネリアンが外に動き最内に進路が開けたのだ。絶好のチャンスを見逃さなかった鮫島克騎手は迷わずカデナにゴーサイン。上がり3F最速となる33秒5の鬼脚で内から猛追。ダノンキングリーまで3/4馬身差に迫ったところで無念のゴール。惜しくも4着に敗れた。

 鮫島克騎手は「インが伸びる馬場になっていたので、外を回らずにレースを進めました。直線では手応え通りに伸びてきて、すごく惜しい内容でした」と悔しがったことからも、かなりの手応えを持って臨んでいたことが窺えるコメントだろう。

 勝つためにはインを突くしかないが、前が開かなければ仕方がない。リスクを覚悟した上で勝負に徹した好騎乗だった。敗れたとはいえ、ブラストワンピースやワグネリアンらを破ってあわやの展開まで持ち込んだ走りは宝塚記念でも侮れない存在となる。

 おそらく今回も人気はないだけに、要注意のコンビではないだろうか。

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