JRA D.レーン最後まで鳴かず飛ばずの強制帰国で「弱点」浮き彫りに! 関係者が分析したレーン旋風の「カラクリ」とは……

昨年はレーン旋風を巻き起こしたD.レーン騎手だったが、今年は一転して評価が急降下。短期免許による日本の最終騎乗となった七夕賞(G3)でも1番人気ジナンボーで見せ場なく9着に敗れた。5日の福島開催で騎乗停止の処分を受けて1週早い繰り上げ帰国は、今年の不調を象徴しているようだった。
初来日だった昨年に比して、今年はさらにバックアップも強力となり、上位人気馬の騎乗機会も大きく増えた。にもかかわらず、全体勝率は下がり、重賞勝ち数にいたっては7勝から2勝と激減した。
さすがにここまで成績が悪化すると、単に「2年目のジンクス」として片付けてしまうには落差が大き過ぎる印象だ。オーストラリアの若き天才に一体どのような変化があったのだろうか。
今年のレーン騎手は東京開催後半から流れが悪くなり、重賞でも目立った活躍が出来なかった。ユニコーンS(G3)をカフェファラオで制したとはいえ、5馬身差の楽勝では馬が強かったというほかない。特に不振が顕著だったのは福島開催だろう。福島特有の平坦小回りコースに適応できず、挙句に騎乗停止の処分まで受けてしまった。
「梅雨の時期だったこともあり、馬場の悪化も大きく影響していました。福島はスタートやペースの読みが非常に重要で、レーン騎手の弱点が露呈する結果になりました。内田博幸騎手が荒れた馬場で巧みな進路取りを見せて重賞を連勝したように、騎手にとってもコースの巧拙が問われる条件だったといえます。福島経験のないレーン騎手が苦労しても不思議ではありません。
確かに昨年の活躍は素晴らしかったですが、基本的には東京開催でのものです。レーン騎手の騎乗馬はノーザンファームの上位人気馬が中心のため、まぎれの少ない東京では、展開不問で上位に来れていました。意地悪な言い方をすれば腕よりも馬質の差で勝っていたともいえるでしょうね」(競馬記者)
その一方、大不振ともいえる今年のレーン騎手の成績に、頭を悩ませている調教師もいる。身元引受調教師である堀宣行調教師だ。
「福島開催では所属の堀厩舎の馬で1勝もできませんでした。大井のジャパンダートダービー(G1)でも断然人気のカフェファラオも飛ばしてしまいました。これには堀先生も頭を抱えたようですよ。
外国人を最優先で起用しているだけに、春はレーン騎手、秋はR.ムーア騎手が理想でした。ですが、今回のスランプで来年はレーン騎手が拠点を関西に移すかもしれないと不安なようです。実際、昨年から関西の小原氏がムーア騎手のエージェントを担当したこともありましたから」(別の記者)
昨年、リスグラシューやノームコアで日本のG1や母国の主要レースを勝ったことにより、そこから2年は短期免許が下りるレーン騎手。
正念場となる来年、失った輝きを取り戻すことができるだろうか。
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