GJ > 競馬ニュース > モーリス、「ラストラン」は
NEW

最強馬モーリス、「ラストラン」はマイルかカップか? 香港遠征を見据える陣営と巨大牧場の「兼ね合い」

【この記事のキーワード】, ,
tennoushouakimo-risu.jpg競馬つらつら」より

 30日の天皇賞・秋(G1)を圧倒的な末脚で制しマイル、中距離の「2階級制覇」を達成したモーリス(牡5 美浦・堀厩舎)。リアルスティールやステファノス、アンビシャスなどライバルたちを楽々退けたその破壊力は圧巻だった。

 そんなモーリスも次走で「引退」。年末の香港国際競走をラストランの舞台と位置付けているようだが、昨年制した香港マイルか、天皇賞と同じ2000mである香港Cに出るのかはまだ決まっていない。

 馬主である吉田和美オーナーの夫である吉田勝己ノーザンファーム代表は「ムーアが乗れる方を」と語っており、香港で他馬に乗る可能性もある世界的名手・R.ムーアの動向に応じてレースを決定するようだ。

 天皇賞では見事に折り合いをつけ、モーリスを中距離王に導いたムーア騎手。モーリスとのコンビはこれでG1競走3連勝だけに、最良のパートナーで最後の舞台に出したいという陣営の考えは十分に理解できる。

 ただ、やはりファンとしてはこの「歴史的名馬」に対し、最後まで挑戦の姿勢を貫いてほしいようだ。すでに香港マイルは昨年制しており、日本どころかアジアで走るマイルのレースはもう存在しない状況のモーリス。それならば、天皇賞のように中距離である香港Cに出走し更に勲章を増やしてほしいと願うのも当然か。

「中距離を制したことで、モーリスの種牡馬価値は一気に上がったのは間違いありません。これで香港Cを制したとなれば、3年前に短距離界を席巻したあのロードカナロア以上の評価を得る可能性もあります。ただ、ノーザンファームが送り出した馬だけに、同じく香港挑戦の可能性を残したサトノダイヤモンドとの兼ね合いもあるでしょうね。

最強馬モーリス、「ラストラン」はマイルかカップか? 香港遠征を見据える陣営と巨大牧場の「兼ね合い」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  5. 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
  10. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは