
JRAクイーンS(G3)「夏男」内田博幸で逆襲必至!? シャドウディーヴァ激走の条件は名手の豪腕がカギ!
8月2日、札幌競馬場で行われるクイーンS(G3)に出走するシャドウディーヴァ(牝4、美浦・斉藤誠厩舎)は内田博幸騎手とのコンビで重賞初勝利を狙う。
19年のフローラS(G2)を2着、今年の東京新聞杯(G3)を2着と、これまであと一歩のところで勝利を逃しているが、すでに重賞勝てるだけの力は備わっている。
3走続けて凡走を続けているが、展開や馬場が向かなかったことを考えれば悲観するほどの内容でもない。不良馬場で逃げ馬が行ったままに終わったエプソムC(G3)は度外視も可能だ。今年のクイーンSで上位人気が予想されるコントラチェックやスカーレットカラーにもヴィクトリアマイル(G1)で先着している。
また、大きな援軍となりそうなのがコンビを組む内田博幸騎手である。
内田騎手は5月までは重賞未勝利だったが、6月に入ってエプソムC(G3)を9番人気ダイワキャグニーで優勝。7月に入ってもその勢いはとどまらず、ラジオNIKKEI賞(G3)を8番人気バビット、七夕賞(G3)を3番人気クレッシェンドラヴで制して2週連続の重賞勝ち。
「この2ヶ月は内田劇場といえるほど冴えていましたね。エプソムCはダイワキャグニーで逃げ馬をピタリとマークしての抜け出し。ラジオNIKKEI賞は落馬負傷した団野大成騎手の代打騎乗となったバビットで強気の逃げで5馬身差の圧勝。
七夕賞のクレッシェンドラヴは重馬場を逆手に取った見事なコース取りで勝利しました。2着馬とは騎手の差だったといっても過言ではありません。夏競馬で好調なだけに、『騎手買い』で狙ってみるには面白い存在になりそうですよ」(競馬記者)
内田騎手の重賞勝率が二桁を超えたのは2013年以来、7年ぶりのことである。昨年は年間通しても2勝だったことを考えると今年はかなりのハイペースである。
かつてリーディング騎手に輝いたこともある内田騎手。G1・4勝を挙げたゴールドシップとは名コンビだった。
クレッシェンドラヴの七夕賞勝利には絶妙なコース取りで制したゴールドシップの皐月賞(G1)を思い浮かべたファンもいたのではないだろうか。
重賞初勝利を目指すシャドウディーヴァにとっては最高のパートナーとなりそうだ。
PICK UP
Ranking
11:30更新引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
関連記事
JRA クイーンS(G3)藤岡康太騎手カリビアンゴールド「継続騎乗」はプラスとなるか!? 激走を予感させる「反撃材料」とは
JRA堅いクイーンS(G3)も今年は波乱濃厚!? 人気馬にとって「不吉」なデータが継続中
JRAクイーンS(G3)コントラチェックは3着以下濃厚!? まさかの“三重苦”の一因は「リーディング首位」 C.ルメールか
JRAクイーンS(G3)クロフネ産駒ビーチサンバは「洋芝巧者」!? 友道康夫厩舎は “朗報”をオーナーに届けられるか?
JRAコントレイルと同じ「ノースヒルズ生産」スカーレットカラーがクイーンS(G3)をステップに秋へ羽ばたく!? 大先輩“名牝2頭”との見過ごせない共通点とは