JRA堅いクイーンS(G3)も今年は波乱濃厚!? 人気馬にとって「不吉」なデータが継続中
8月2日、札幌競馬場では牝馬の重賞クイーンS(G3)が行われる。クイーンSとはいえば、過去10年で1番人気が5勝、2番人気が3勝の計8勝を挙げているように”堅い”レースとしても知られている。
今年の出走予定馬では『netkeiba.com』の予想オッズによるとフェアリーポルカ、スカーレットカラー、コントラチェックの3頭に人気が集まりそうだ。上位人気馬が勝利している例年の流れからすると勝ち馬はこれら3頭から出て来る可能性が高いだろう。
だが、もしかすると今年は思わぬ波乱が待ち受けているかもしれない。そこで気になるのが、最近の重賞の傾向である。6月21日に行われたユニコーンS(G3)をカフェファラオ、函館スプリントS(G3)をダイアトニックが、それぞれ1番人気で制したものの、以降は9連敗中なのだ。
■最近の重賞勝ち馬と人気
6.28 宝塚記念(G1) クロノジェネシス 2番人気
7.5 CBC賞(G3) ラブカンプー 13番人気
7.5 ラジオNIKKEI賞(G3)バビット 8番人気
7.12 七夕賞(G3) クレッシェンドラヴ 3番人気
7.12 プロキオンS(G3) サンライズノヴァ 5番人気
7.18 函館2歳S(G3) リンゴアメ 10番人気
7.19 中京記念(G3) メイケイダイハード 18番人気
7.19 函館記念(G3) アドマイヤジャスタ 15番人気
7.26 アイビスSD(G3) ジョーカナチャン 2番人気
9レース中の5レースが、ハンデ重賞であることも波乱に拍車をかけているが、夏競馬に入って波乱続きであることは間違いなさそうだ。先週のアイビスSDでも、確勝級と見られていたライオンボスが敗れたばかりなだけに、今週も油断はできないだろう。
「今年のクイーンS出走予定馬に3歳馬の出走がないのも影響がありそうです。クイーンSは3歳馬が強いレースでもあり、過去10年でも4勝と好相性でした。
前走G1組が結果を出しているとはいえ、ヴィクトリアマイルに出走したコントラチェックは14着、スカーレットカラーも15着と見せ場もなく惨敗した馬だけにアテにはならなさそうです」(競馬記者)
夏は牝馬と言われる格言にしても牝馬限定の重賞では意味もない。
ここは思い切って9連敗中の1番人気よりも、半数近くとなる4勝を挙げている二桁人気の大穴を狙ってみるのも面白いかもしれない。
PICK UP
Ranking
11:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
JRAクイーンS(G3)クロフネ産駒ビーチサンバは「洋芝巧者」!? 友道康夫厩舎は “朗報”をオーナーに届けられるか?
JRAコントレイルと同じ「ノースヒルズ生産」スカーレットカラーがクイーンS(G3)をステップに秋へ羽ばたく!? 大先輩“名牝2頭”との見過ごせない共通点とは
JRAクイーンS(G3)フェアリーポルカ重賞3連勝へ、唯一の不安は重圧に“弱い”?距離はベスト「3戦3勝」&初の洋芝も問題なしも……
JRA クイーンS(G3)ジョブックコメンで21年ぶりの重賞制覇なるか!? 萩本欽一オーナーの窮地を救った「アノ馬」とは
JRA武豊VS藤田菜七子&俳優・陣内孝則! 菜七子ナルハヤ逃げを4戦3勝上がり馬のユタカが猛追?【クイーンS(G3)展望】