JRA全馬“逆走”の「放送事故」川田将雅快勝も台無し!? 『競馬BEAT』ライブ中継でゴール前映像ストップ→巻き戻し→レース終了……番組は謝罪
2日、新潟競馬場で行われた関越ステークスは、1番人気のザダル(牡4歳、栗東・大竹正博厩舎)が優勝。昨年、無敗でプリンシパルS(L)を制した素質馬が飛躍の秋へ、復活の狼煙を上げる結果となった。
14頭立てで行われた芝1800mの一戦は、見どころ十分な内容だった。スタートからプロディガルサンが大逃げを決め、後続を引き離して軽快にリードを保つ。最後の直線であわやの場面を作ったが、冷静に対応した川田将雅騎手のザダルが豪快に突き抜けると、最後は3馬身差をつけて完勝した。
そんなスリリングな展開と川田騎手の好騎乗が光ったレースだったが、関西の競馬ファンにとっては、すこぶる残念なレースとなってしまったようだ。
「前代未聞の放送事故だわ」「最後の直線、何が起こった?」「これは酷い……」
レース後、ネット上の競馬ファンからSNSや掲示板を通じて、批判の声が集まったのは関西の競馬ファンにとってはお馴染みの『競馬BEAT』(関西テレビ系)だ。
荻野極騎手とプロディガルサンが、大胆な大逃げを決めて迎えた最後の直線。新潟外回りの長い直線だが、まだリードは7馬身以上残っており「もしかして……」と思えるほどの独走状態だった。
そんな逃げ馬を目掛けて各馬がスパートに入り、残り200mでザダルらがプロディガルサンを追い詰めたその矢先、まさかの映像がストップ……。
実況音声だけは正常に流れ続けていたものの、次に映像が正常に戻った時には、すでに各馬がゴールした後。勝ったザダルが大写しになっていたが、番組を見ていたファンはしばらく誰が勝ったのかさえ、わからなかったに違いない。
「びっくりしました。突然、映像が止まったかと思うと、巻き戻しのような状態になって各馬が2、3散歩逆戻り。その後、コマ送りのような超スローになったかと思えば、次の瞬間には勝ったザダルが大写しになっていました。
ゴール前のレースが一番盛り上がるシーンだっただけに残念ですし、最後は誰が勝ったのかさえ、わかりませんでした。特にプロディガルサンの馬券を買っていた人は納得できなかったでしょうね……(笑)。ライブ中継とはいえ、レース映像がここまで乱れてしまったのは記憶にないです」(競馬記者)
また別の記者曰く、レース中は大逃げしていたプロディガルサンをずっとウインガナドルと間違えて実況されていたとか……。
レース後、番組側からは映像の乱れを謝罪するコメントがあったようだが、関西の競馬ファンにとってはとんだ災難だったようだ。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
JRA名伯楽・藤沢和雄「最後の大物」7馬身差圧勝デビュー! C.ルメール「能力ありそう」ラストクラシックへ世界的良血馬に超大物感
JRA謎の鞍上スイッチ……ラインベック「川田→デムーロ」&デュードヴァン「デムーロ→川田」、恩恵を受けるのは!? 【レパードS(G3)展望】
JRAコントラチェックは消し! “ヒモ荒れ必至”クイーンS(G3)堅いのは「頭」だけ!? 激アツ情報から浮上「マル秘穴馬」が勝利のカギを握る!?
JRA武豊期待の「夏の上がり馬」が阿寒湖特別で3連勝! 菊花賞(G1)コントレイル福永祐一「三冠阻止」へアンティシペイト急浮上!
JRA「世紀の期待外れ」“元”超大物フォイヤーヴェルクがついに本領発揮! 新潟ジャンプS(G3)6馬身差圧勝で、オジュウチョウサンが待つ頂上決戦へ!