
JRA福永祐一「もっとうまく乗れていれば」……。土曜に4勝の固め打ちも、日曜は“チグハグ”騎乗で取りこぼし!? 重賞で露呈した詰めの甘さも
2日、札幌競馬場で行われたクイーンS(G3)は11番人気の伏兵レッドアネモスの勝利という波乱に終わった。同馬にとって、約1年2か月ぶりの勝利が初の重賞制覇となった。
その一方、4番人気の支持を集めた福永祐一騎手のビーチサンバ(牝4歳、栗東・友道康夫厩舎)は通算4度目の2着に敗れ、2018年9月の新馬戦以来となる勝利を飾ることができなかった。
ゲートに難があるビーチサンバ。前走のヴィクトリアマイル(G1)でも出遅れるなど、スタートでレースを決していると言っても過言ではない。
この日も不安は的中。スタートで出遅れて後方からの競馬を余儀なくされた。だが、前半1000mの通過タイムは58秒1のハイペースは後方の馬にとって有利な流れ。幸か不幸か、ビーチサンバに展開が向いたのだ。
4コーナーで進出を開始したビーチサンバだが、外に多くの馬が集中していたことから、福永騎手は内の進路を選択。しかし、前の馬が壁となってしまい、直線で進路を外に切り替えた。この追い出しが遅れるというロスが大きく響いて、2着に敗れてしまった。
レース後、福永騎手は追い出しが遅れたことを敗因とし、「地力があるだけにこのメンバーならと思っていました。地力の一端は見せてくれましたが、もっとうまく乗れていれば」と、勝利を逃がしたことを悔やむコメントを残した。
福永騎手にとっても週末の結果を象徴するようなチグハグなレースとなってしまったかもしれない。
土曜日は新潟で6鞍に騎乗し、4勝の固め打ち。そのうち2勝は5番人気、6番人気で挙げており、勝負強さが光る1日だった。しかし、札幌で4鞍に騎乗した日曜日は未勝利。騎乗馬の内訳は2、3、4、7番人気と馬質は悪くない。だが、肝心の重賞が行われる日曜日に実力を発揮することができなかったことは惜しまれる。
「ここのところ、福永騎手は重賞で惜しいレースが続いていますね。6月の鳴尾記念(G3)をパフォーマプロミスで制したのを最後に重賞勝利から遠ざかっています。
その間、8度重賞に騎乗して2着3回、3着2回。1番人気には1度も騎乗していないことを考えれば、大健闘といえる内容ですが、惜しいところまではいっても勝ち切れていないのは残念です。この春はコントレイルとのコンビで活躍した勢いで、重賞でも結果を残していました。それだけに、何かきっかけを掴めれば変わってくるはずですよ」(競馬記者)
コントレイルで制したダービー後のインタビューで、向こう正面でマイラプソディが仕掛けてきたことについて「やっぱり来たかという感じ」と奇襲にも動じなかった福永騎手。このときの冷静な騎乗はトップジョッキーならではのものだろう。
秋にはコントレイルとのコンビで3冠に挑む福永騎手だけに、かかるプレッシャーがさらに大きくなることが想定される。
夏競馬のうちに重賞で結果を残し、好調をキープして秋を迎えたいはずだ。
大舞台で強い福永騎手が帰ってくる日を楽しみにしたい。
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