
JRAルメール「能力がありそう」オーソクレースが圧勝デビュー! 母マリアライトの良血がクラシック候補に名乗り
9日、札幌5R新馬戦(芝2000)はC.ルメール騎手の1番人気オーソクレース(牡2、美浦・久保田貴士厩舎)が快勝。2着に2番人気シティレインボー、3着にトーセンガーリーが入った。
8頭立てのレース。スタートの反応はもうひとつで道中は5番手前後の追走。好位を他馬が埋め尽くし、インの後方からのレースとなった。1000m通過は1分4秒6というスローペースで流れたこともあり、先行馬に有利な展開。鞍上のルメール騎手も促しながら追い上げを図るが、反応は良くない。このまま前の馬を捉え切れないのではないかと思われた。
だが、直線入り口で外に進路を確保して追い出されると一気のギアチェンジ。前を行くシティレインボー、トーセンガーリーを瞬く間に交わし去った。ゴール前では手応えにも余裕を見せたように、奥行きを感じさせるデビュー勝ちとなった。
レース後にルメール騎手は「能力がありそう。ゲートだけ遅くて、まだ子供です。乗り味はすごくよかった。体もいいし、いい馬になれると思う」と良血馬の走りに満足するコメントを残した。
オーソクレースの父は、今年の牝馬クラシックを無敗で制したデアリングタクトを輩出したエピファネイア。母マリアライトは15年のエリザベス女王杯(G1)を優勝、16年の宝塚記念(G1)では2冠馬ドゥラメンテを破って勝利した名牝だ。
さらに、祖母のクリソプレーズはマリアライト以外にもクリソベリル、リアファル、クリソライトを出すなど、その孫となるオーソクレースには競馬界を代表する一族の血が流れている。
「新馬戦はどの馬も脚質が定まっていないだけに、スローで流れることは珍しくありません。それだけに、直線で外に出されてただ1頭33秒台の上がりで突き抜けたオーソクレースのレース内容には目を見張りました。
血統的にもクラシックを意識出来る良血馬ですし、ルメール騎手が高い評価を与えたのもわかりますね。エピファネイア産駒ですし、距離が伸びても問題ないでしょう」(競馬記者)
472キロでデビューと馬格にも恵まれたオーソクレース。
叔父にクリソベリルやクリソライトらもいるようにダートでも活躍が期待できそうな血統でもある。
ルメール騎手にとっても、2日の札幌新馬で圧勝したバニシングポイントに続いて、重賞を意識出来そうな期待馬のデビュー勝ちとなった。
PICK UP
Ranking
23:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- JRA タマモクロスVSオグリキャップ後年語り継がれる「芦毛頂上決戦」と父の悲願を成し遂げた天皇賞制覇・史上初春秋連覇の偉業
- 小嶋陽菜が石原さとみに続き「IT社長と熱愛報道」に愕然……「競馬」キッカケで25歳若手社長を射止めた「馴れ初め」
- “第2の金子オーナー”は武豊の元パートナー!? 「エピファネイア×ステイゴールド」の期待馬が今週末デビューへ
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?