
JRA小倉記念(G3)「人気薄」ディープインパクト産駒で一攫千金!? 重賞ハンター松山弘平を配した「あの穴馬」が急上昇!
8月に入り、一気に夏らしい気候となった日本列島。猛暑日が続く中、今週から小倉が開催を迎え、夏競馬もいよいよたけなわだ。16日に小倉競馬場で行われる小倉記念(G3)は、「夏は牝馬」の格言に従い、積極的に「牝馬」を狙ってみたいレースである。
今年の小倉記念には5頭の牝馬がスタンバイ。連勝中で武豊騎手が騎乗するランブリングアレーや、前走マーメイドS(G3)で重賞初制覇を飾ったサマーセントなどが注目を集めているが、ここは人気薄が予想されるサトノガーネット(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎)に注目したい。
「メチャクチャ、調子良さそうですよ」というのは、本馬の追い切りを見守った記者の言葉だ。同日に行われる関屋記念(G3)で人気を集めそうなエントシャイデンとの併せ馬を行った1週前追い切りでは、互角以上の動きを披露していたという。
「追い切りでは、先に行ったサトノガーネットをエントシャイデンが追いかける形。エントシャイデンもかなりいい脚色で追い上げたんですが、抜かれそうで抜かせないサトノガーネットはいつになく調子が良いように見えました」(競馬記者)
昨年12月の中日新聞杯(G3)以来、5走して掲示板(5着以内)すら確保できていないサトノガーネットだが、気温の上昇と共に体調が良化。短期放牧から早めに帰厩すると陣営が「調整がしやすい」と語る通り、この中間は充実した調整が続けられているという。
「メンバー的にそこまで人気しないと思いますが、そんな中でも陣営が松山弘平騎手を手配したことに意気込みが伝わってきます。栗東の坂路で行った最終追い切りも、弾むようなフットワークでしたし、これは一発あるかもしれませんよ」(同)
松山騎手といえば、この春にはデアリングタクトとのコンビで牝馬クラシック二冠を達成、他にも重賞7勝を上げるなど、今年一気にブレイクしたジョッキーだ。重賞7勝中、5勝を牝馬で上げているのも頼もしい。
また、この小倉記念はサトノガーネットの父ディープインパクトの産駒が得意とするレース。過去10年で7回の馬券圏内は、種牡馬別でも断トツの成績。複勝率30%超えと、相性の良さは明らかだ。
その上で目立つのが、人気薄のディープインパクト産駒の激走だ。馬券になった7頭の内、5頭が6番人気以下の伏兵。2016年には11番人気だったクランモンタナが優勝している。
今年、ディープインパクト産駒はサトノガーネットの他にサトノルークス、ランブリングアレーの3頭が出走を予定しているが、「6番人気以下の伏兵」になりそうなのはサトノガーネットのみ。開幕週のレースに追い込み馬と一見セオリーに反する本馬だが、だからこそ逆に美味しい配当になるかもしれない。
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