JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
今年の新種牡馬として注目を集めているドゥラメンテとモーリス。
ドゥラメンテ産駒は現在6勝で、ディープインパクト、ダイワメジャーと並んで2歳リーディングトップタイと絶好調だ。その一方、なかなか2勝目が挙げられなかったモーリス産駒だったが、先週の開催で3勝の固め打ち。これでトータル4勝とし、今後デビューを予定している産駒にも期待が持てそうだ。
2頭は日本で注目の新種牡馬だが、世界規模で考えればカリフォルニアクロームという大物の初年度産駒も今年デビューしている。
現役時代にG1・7勝を挙げたカリフォルニアクローム。ホッコータルマエが出走した2016年のドバイWC(G1)では、圧倒的な強さで日本の競馬ファンにも大きな衝撃を与えた。17年に現役を退いてからは、母国アメリカで種牡馬生活を送っていた。
だが、そこに衝撃的なニュースが飛び込んできた。
昨年11月、新ひだか町の株式会社ジェイエスが、2020年からカリフォルニアクロームをアロースタッドで供用することを発表した。購入価格はなんと約16億円。超高額でアメリカのトップホースを日本に招き入れたのだ。
過去には日高の生産者団体が、「神の馬」とも呼ばれたラムタラを約33億円で購入したことがあった。しかし、ラムタラは約10年間の種牡馬生活で、産駒のJRA平地重賞勝利は1勝のみ。期待に応えるような活躍ができなかった。これは日高の生産者にとって苦い記憶のはずだ。
ラムタラの“失敗”があるだけに、カリフォルニアクローム産駒の活躍は渇望される。そして、社台グループ1強体制の日本競馬に風穴を空けるという意味では、日高の生産者の今後を握る存在と言っても過言ではないだろう。
日本生産馬のデビューは3年後だが、米国産の初年度産駒は4頭がJRAで競走馬登録されている。そのうちの1頭であるカルフレグランスはすでに出走済みだ。
7月に函館芝1200mで、期待を背負いデビューしたカルフレグランス。だが、結果は7着と奮わなかった。それでも、父が得意としていたダートではないため、そこまで悲観する必要はないだろう。次走に選んだのは札幌ダート1700mの未勝利戦。ダートで本領発揮といきたいところだったが、3着に敗れた。
「これには日高の生産者も、がっかりしたのではないでしょうか。惜敗の3着ならまだしも、勝ち馬とは8馬身以上の差がついていますからね。ただ、これだけでカリフォルニアクローム産駒の判断はできませんので、これからに期待ですね」(競馬記者)
そんなところに、アメリカからいい知らせが届いた。
PICK UP
Ranking
23:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 天才・武豊と帝王・岡部幸雄の意地がぶつかり合った「天と地」の決戦。天皇賞・春(G1)に25年の時を経て再び訪れた「世紀の対決」
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「怒りの矛先は騎手でもいいよ」ダノンデサイル調教師の“横山典弘愛”が凄い!「競馬だから仕方ない」「最悪の流れ」呼び込んだ浜中俊の選択
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
















