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フジテレビJRA札幌記念「G1昇格」をフライング放送!? 『みんなのKEIBA』大本命ラッキーライラック「見失う」レース実況に非難轟々……

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「ラッキーライラックが早くも2番手につけている、ラッキーライラック2番手、M.デムーロ! そして4番のドレッドノータスが3番手、外を通りまして8番のカウディーリョ。さあ、兄弟馬2頭は同じ勝負服。3番のトーセンスーリヤが行きます。その後方からは黄色い帽子のラッキーライラックだ。ラッキーライラックがここにいました。ポンデザールが2番手です――」(札幌記念レース実況より)

 上記実況を聞いた限りでは、ラッキーライラックが2番手と中団に2頭いたことになってしまう。いわば大本命馬の“分身の術”……テレビの音声だけを追っていたファンには、訳が分からなかっただろう。

「レース実況を行ったのは北海道文化放送の吉田雅英アナでしたが、どうやら同じサンデーレーシングの勝負服だったラッキーライラックとポンデザールを混同してしまったようですね。1コーナーの入りから2番手にいたラッキーライラックですが、『ラッキーライラックは先頭から6、7番手』と実況された時点で、オヤッと思っていました……。

さらに、道中でラッキーライラックとポンデザールを混同していることに気付いた吉田アナでしたが、今度は『ポンデザールが2番手です』と言い直してしまったのが不味さに輪を掛けてしまいました。正しくはラッキーライラックが2番手、ポンデザールが中団だったんですが、視聴者はこれでますます混乱してしまったと思います」(競馬記者)

 この実況には、ネット上の競馬ファンもSNSや掲示板を通じて「ラッキーライラック、何頭いるんだ?」「フジテレビの実況ひどすぎだろ」「実況が、大本命見失うとか……」と、さすがに困惑した様子。

 結局、2番手を進んだラッキーライラックは最後の直線で一度は先頭に立ったものの、ノームコア、ペルシアンナイトに交わされての3着。散々な結果になった上、レース後には一部のファンから「分身の術で体力使ったから仕方ない」となぐさめられる始末だった。

 札幌記念G1昇格の“先駆け”となっただけでなく、レース中には大本命馬を混同して実況してしまった、この日の『みんなのKEIBA』。生放送だけにアクシデントは付き物だが、できる限り数を減らしたいものだ……。

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