
JRAモズスーパーフレアはスプリンターズS(G1)勝ち負け必至!? 最大のライバルはグランアレグリアよりもアノ馬か
23日、小倉競馬場で開催された北九州記念(G3)はレッドアンシェルが優勝。スプリンターズS(G1)に直行で向かうことを表明した。
また同レース2着のモズスーパーフレア(牝5、栗東・音無秀孝厩舎)も同様に直行する見込みだ。
同馬の北九州記念からスプリンターズSのローテーションは昨年と同じ。G1有力馬の場合、セントウルS(G2)からスプリンターズSが王道とされているが、陣営にとっては予定通りのようだ。
昨年、快勝したオーシャンS(G3)から中3週で挑んだ高松宮記念(G1)では15着に惨敗してしまった。このときコンビを組んだ武豊騎手がレース後に「いつものダッシュがなかった。走りが硬かったし本来の走りではなかったね」とコメント。音無調教師も「本調子になかった」と首をかしげた。
この苦い経験を糧に、昨秋は中5週とゆとりがある北九州記念からスプリンターズSへ向かったことが、勝ったタワーオブロンドンから半馬身差の2着という好走に繋がったと見てもいいだろう。
今年の北九州記念でも再び敗れはしたが、レース後に松若風馬騎手が「最後は止まってしまいましたが、久々の分でしょう。叩いて良くなると思います」とコメントしたように陣営に悲観の色はない。
モズスーパーフレアの着実なパワーアップは、北九州記念の時計でも明らかだ。良馬場で行われた昨年の走破時計は1分08秒5の4着だった。これに対し、今年は稍重馬場で行われたにもかかわらず、1分08秒1で駆け抜けている。
それもG1馬となった今年は、昨年から1.5キロ増の56.5キロを背負っての2着である。CBC賞(G3)を逃げて楽勝したラブカンプーや、アイビスサマーダッシュ(G3)の覇者ジョーカナチャンらの快速馬の出走があったにもかかわらず、スピードの違いを見せつけるように楽に先頭に立った。
勝ち馬のレッドアンシェルにこそ後れを取ったとはいえ、ハイペースを味方に追い込んだ他馬を封じたことは大いに評価されていいだろう。発表された馬体重はデビュー最高となる508キロの14キロ増であり、使われての良化も期待が出来そうだ。
また、この快速ぶりがスプリンターズSの行われる中山・芝1200mで大きな武器となる。モズスーパーフレア自身、この条件はこれまで重賞を含めて5戦して3勝2着2回と連を外したことのない得意条件である。
「スプリンターズSは過去にも多くの逃げ馬が穴を開けているように、前に行った馬に有利な傾向が強いです。ゴール前に急坂があるとはいえ、直線距離は310mと短いのが特徴です。
勿論、力のない馬が押し切ることは難しいですが、重賞クラスの馬が楽に先手を取った場合、後続馬が捉えることは非常に困難なコースという側面もあります」(競馬記者)
PICK UP
Ranking
11:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
- 成績低下のM.デムーロ、三浦皇成に「不穏」な噂…腕だけなく馬質も重要な騎手業、彼らが不満を隠せなかった「決定的な理由」とは
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 天才・武豊と帝王・岡部幸雄の意地がぶつかり合った「天と地」の決戦。天皇賞・春(G1)に25年の時を経て再び訪れた「世紀の対決」
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA M.デムーロ「低迷」のきっかけはドウデュースの調教師!? 復権に欠かせないのは失った信頼関係の改善か
- サトノアラジンに「鬱」疑惑!? 香港マイル(G1)に挑む日本マイル王の電撃引退の「裏事情」とは
- 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
関連記事
JRA「鞍上問題」勃発か!? グランアレグリアのスプリンターズS(G1)直行でアノ騎手の騎乗馬が注目の的に
JRA思い出されるアノ馬の「誤算」による“悲劇”……。モズスーパーフレアまさかのハンデ重賞・北九州記念(G3)参戦も、陣営には青写真あり
JRA安藤勝己氏ライオンボス「スプリンターズS(G1)挑戦」を示唆!? アイビスSD(G3)限界見せた千直王者の「今後」と「進化の軌跡」とは
JRA北九州記念(G3)モズスーパーフレア&ジョーカナチャンに黄信号点灯中!? 有力馬も一刀両断する「激アツ関係者情報」から導いた買い目は?
JRAモズスーパーフレア、ラブカンプーには大歓迎!? ”今年”の北九州記念(G3)が差し馬に厳しい理由とは……攻略のカギとなるのはあのイベント