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JRA「超良血馬」がまさかのダート転向。これで新種牡馬リオンディーズのダート適性も丸わかり!? 2歳戦のヒントは新潟に……

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 宝塚記念(G1)で4着だったサートゥルナーリア。コンビを組んだC.ルメール騎手がレース後に「距離と馬場ですね」とコメントしていたように、2200mと稍重が敗因として考えられそうだ。11月1日の天皇賞・秋(G1)からの始動を予定しており、200mの距離短縮で改めて最大限に実力を発揮することに期待がかかる。

 秋に復活を期すサートゥルナーリアだが、2歳上の兄は今週末に新境地開拓を目指す。

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 29日、新潟競馬場で行われるBSN賞(L)にグローブシアター(牡6歳、栗東・角居勝彦厩舎)が出走を予定している。

 母シーザリオといえば、現役時代に日米オークス制覇という偉業を成し遂げただけでなく、繁殖牝馬としても優秀だ。サートゥルナーリア(父ロードカナロア)、リオンディーズ(父キングカメハメハ)、エピファネイア(父シンボリクリスエス)と3頭のG1馬を違う父親から輩出していることが大きく評価されている。

 兄弟馬はすべて芝で好成績を収めており、ダートレースには兄弟からロザリンドとクローディオが出走したが、未勝利に終わっている。だが、2頭の父はシンボリクリスエスとハービンジャーのため、父にキングカメハメハを持つグローブシアターのダート適性は未知数だ。

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 実際に、今年のプロキオンS(G3)では芝で活躍したエアスピネルが初ダートで2着に好走したばかり。同馬も兄弟や母の実績から芝向きに感じられるのだが、ダートでも活躍馬を出しているキングカメハメハ産駒であることも功を奏したのかもしれない。

 また、エアスピネルとグローブシアターは父キングカメハメハという点も共通している。母父に目を向けると、エアスピネルがサンデーサイレンス、グローブシアターがスペシャルウィークと血統的にも類似しており、グローブシアターもダートで活躍する可能性を秘めているというわけだ。

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 今回、鞍上に迎えるのは初コンビの斎藤新騎手。7月のCBC賞(G3)はラブカンプーで逃げ切り、重賞初制覇を飾った若手騎手だ。

 近走、グローブシアターは後方からのレースで惨敗。だが、4歳シーズンは逃げ、先行で好成績を収めていた。新潟ダート1800m条件といえば、今年のレパードS(G3)をケンシンコウが逃げ切ったのが印象的だったように、逃げ、先行馬が有利。以前のように、前目の位置取りで競馬ができれば、激走があってもおかしくない。斎藤騎手の手腕が問われるレースとなりそうだ。

 これまで、グローブシアターの重賞成績はホープフルS(当時G2)の3着が最高。4歳秋に再びオープン入りを決めたものの、その後に約1年の休養を余儀なくされた苦労馬が、6歳シーズンでもう一花咲かせることに期待がかかる。

 もうひとつ、全兄がリオンディーズということも注目だ。今回のグローブシアターのダート戦の内容は、リオンディーズ産駒のダート適性を計る上で、一つの指標となりそうだ。

 土曜の新潟メインはグローブシアターとリオンディーズにとって、重要な1戦となるだろう。

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