GJ > 競馬ニュース > デアリングタクト 直行に「不安」の声…  > 2ページ目
NEW

JRAデアリングタクト秋華賞直行へ「不安」の声……前例アーモンドアイとは異なる「懸念」とは

【この記事のキーワード】,

「個人的には不安を感じますね。というのも、デアリングタクトは元々ローズS(G2)を使って秋華賞へ挑む予定でした。それがレース(ローズS)まで1カ月を切っての本番直行発表……。

ノルマンディーサラブレッドレーシングのHPでは『本当にいい頃の状態にはまだ戻ってこない感じ』とコメントしており、『求めるものが高い馬なので』とは言うものの、そこは元より直行が決まっていたアーモンドアイの時とは大きく異なる点です」(別の記者)

 実際にデアリングタクトが調整を進める宇治田原優駿ステーブルの京都宇治田原町では、この日も最高気温35度、明日、明後日も35度を超える猛暑日が予報されている。

 デアリングタクトに限らず、暑さに弱いサラブレッドのために関係者は様々な対策を取っているが、宇治田原優駿ステーブルが日本でも屈指の猛暑となる京都にあるところは気になる点だろう。

「デアリングタクトの母デアリングバードは、重賞3勝のデアリングハートにキングカメハメハという良血馬として期待されましたが、体質が弱く、結局1戦だけで引退しています。デアリングタクトもこれまで陣営が間隔を取って大事に使ってきていますし、正直ローズSを回避することになった調整遅れは気になりますね。

近日中に杉山厩舎へ帰厩するそうですが、万全の状態で復帰してくれることを期待したいです」(同)

 もしデアリングタクトが秋華賞を勝てば、牝馬としては史上初の無敗三冠となる。それだけに周囲の期待は類を見ないほど高まっているだろう。ノルマンディーサラブレッドレーシングにとっても、デアリングタクトの桜花賞が初のG1制覇。牝馬三冠へ、これまで経験したことのない重圧の掛かる夏を過ごしているはずだ。

 果たして無敗の二冠牝馬の本番直行は、現役最強への布石か。それとも振り返れば三冠を逃した、致命的な決断となってしまうのか。いずれにせよ、デアリングタクトが秋競馬の重要なキーパーソンであることに変わりはないはずだ。

JRAデアリングタクト秋華賞直行へ「不安」の声……前例アーモンドアイとは異なる「懸念」とはのページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
  2. 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
  3. 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
  4. 【阪神JF(G1)展望】L.デットーリ×米国2歳女王メイデイレディが日本襲来! フォーエバーヤング妹など日本の女王候補が迎撃
  5. 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
  6. ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
  7. 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
  8. ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
  9. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  10. 1番人気が「痛恨不利」で馬券圏外…勝利騎手には過怠金処分も「ハナ差の4着」に後味の悪さ