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JRAデアリングタクト秋華賞直行へ「不安」の声……前例アーモンドアイとは異なる「懸念」とは

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「個人的には不安を感じますね。というのも、デアリングタクトは元々ローズS(G2)を使って秋華賞へ挑む予定でした。それがレース(ローズS)まで1カ月を切っての本番直行発表……。

ノルマンディーサラブレッドレーシングのHPでは『本当にいい頃の状態にはまだ戻ってこない感じ』とコメントしており、『求めるものが高い馬なので』とは言うものの、そこは元より直行が決まっていたアーモンドアイの時とは大きく異なる点です」(別の記者)

 実際にデアリングタクトが調整を進める宇治田原優駿ステーブルの京都宇治田原町では、この日も最高気温35度、明日、明後日も35度を超える猛暑日が予報されている。

 デアリングタクトに限らず、暑さに弱いサラブレッドのために関係者は様々な対策を取っているが、宇治田原優駿ステーブルが日本でも屈指の猛暑となる京都にあるところは気になる点だろう。

「デアリングタクトの母デアリングバードは、重賞3勝のデアリングハートにキングカメハメハという良血馬として期待されましたが、体質が弱く、結局1戦だけで引退しています。デアリングタクトもこれまで陣営が間隔を取って大事に使ってきていますし、正直ローズSを回避することになった調整遅れは気になりますね。

近日中に杉山厩舎へ帰厩するそうですが、万全の状態で復帰してくれることを期待したいです」(同)

 もしデアリングタクトが秋華賞を勝てば、牝馬としては史上初の無敗三冠となる。それだけに周囲の期待は類を見ないほど高まっているだろう。ノルマンディーサラブレッドレーシングにとっても、デアリングタクトの桜花賞が初のG1制覇。牝馬三冠へ、これまで経験したことのない重圧の掛かる夏を過ごしているはずだ。

 果たして無敗の二冠牝馬の本番直行は、現役最強への布石か。それとも振り返れば三冠を逃した、致命的な決断となってしまうのか。いずれにせよ、デアリングタクトが秋競馬の重要なキーパーソンであることに変わりはないはずだ。

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