
JRAあの国際派オーナーが新潟2歳S(G3)でワンツーフィニッシュの快挙! 新潟のマイル重賞2連勝の戸崎圭太と日曜に大暴れ
30日、新潟競馬場で行われた夏の2歳マイル王決定戦・新潟2歳S(G3)は、戸崎圭太騎手の2番人気ショックアクション(牡2、栗東・大久保龍志厩舎)が好位から抜け出して優勝。2着に1番人気ブルーシンフォニー、3着には3番人気フラーズダルムが入った。
2週前、関屋記念(G3)をサトノアーサーで制して完全復活を遂げた関東の名手が、重賞騎乗機会2連勝だ。
11頭立ての小頭数で行われた新潟のマイル重賞。ハヴァスが後続を離して逃げたこともあり、馬群は縦長の隊列になった。戸崎騎手のショックアクションはバラける展開ながらも淀みない流れを外目の5番手から楽な手応えで追走。直線ではロスなく馬場の真ん中に持ち出して早め抜け出し。
強気の競馬ながらも、後続から差を詰められるどころか逆に突き放した。34秒1の上がり3ハロンはメンバー最速。2着ブルーシンフォニーに1馬身3/4の差をつけての快勝だった。
レース後に戸崎騎手は「位置をある程度取っていこうと思っていました。バラけると思っていましたし、馬場の良い、丁度良い所を走ることができました。先頭に立ってからも、しっかり最後まで走っていました」とコメント。
読み通りとなった結果を振り返ると「まだ緩いところもありますから、先々、もっと良くなると思います。レースセンスも良く、楽しみだと思います」とパートナーの将来性を高く評価した。
また、完璧騎乗で勝利をもぎ取った戸崎騎手だけでなく、チームゴドルフィンもショックアクションと2頭出ししていたブルーシンフォニーが2着に入るワンツーフィニッシュを飾った。
チームゴドルフィンの勢いはこれだけではない。
惜しくも重賞連勝とはいかなかったが、札幌で行われたキーンランドC(G3)でも所有馬のライトオンキューが2着に入っている。行われた2つの重賞でブルーの勝負服の活躍が目立つ日曜だったといえそうだ。
「優勝したショックアクションの父グレンイーグルスは、現役時代に欧州のG1を4勝している馬で、2016年からクールモアスタッドで種牡馬入りしています。日本ではあまり馴染みがない馬で産駒もごくわずかですが、その中から重賞勝ち馬が出たのは驚きです。
世界を股にかける活躍を見せているチームゴドルフィンらしい馬といえるでしょうね。この勝利で日本の馬場への適性も見せたため、ショックアクションのこれからの活躍にも期待が出来そうです」(競馬記者)
近年のゴドルフィン所有馬は2018年の高松宮記念(G1)、スプリンターズS(G1)のいずれも優勝し、春秋スプリントG1制覇を達成したファインニードル。昨年のスプリンターズSを制したタワーオブロンドンなど短距離G1で活躍している馬が目立っている。
新潟2歳Sで強い勝ち方を見せたショックアクションにも、将来的に短距離G1での活躍にも期待が大きくなりそうだ。
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