JRAクロノジェネシス、ソウルスターリングに続けるか!? 「世界的良血馬」バニシングポイントが出世レースで腕試し!

先月2日の札幌5R・新馬戦(芝1800m)を、C.ルメール騎手を背に快勝したバニシングポイント(牡2歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が、次走に10月24日に東京で開催されるアイビーS(L・芝1800m)を予定していることが明らかになった。
米国産のマル外のバニシングポイントの父は、米国のチャンピオンサイアーにも輝いた経歴を持つタピット。母は2010年のBCレディーズクラシック(G1)の勝ち馬アンライヴァルドベル。全姉にG1・3勝を上げ、2018年に米国の最優秀牝馬を受賞したユニークベラがいる超良血馬だ。
デビュー戦では単勝1.8倍の1番人気に支持されると、それに応える形で逃げ切り勝ち。馬なりのまま7馬身差をつけてセンセーショナルな勝利を飾った。
「圧巻の勝利を飾ったものの、ルメール騎手は『道中はよく手前を替えていたし、トモがまだ緩い』と走りに対してチクリ。また管理する藤沢和師も同じく手前を替えていた点を指摘し、『まだ非力だが、走りっぷりはいい』と手厳しかったです。しかし、それは期待の裏返しだと見ていいでしょう。
当初は10月3日に中山競馬場で行われる芙蓉S(OP・芝2000m)へ出走とも言われていましたが、陣営はアイビーSを選んだみたいですね。小回り、さらに右回りのコースは経験済みなので、左回りかつ広いコースで試したいと考えたのかもしれません」(競馬誌ライター)

昨年のアイビーSを勝ったワーケアはホープフルS(G1)で3着。また一昨年の覇者クロノジェネシスは春の牝馬クラシックで好走した後に秋華賞馬に輝き、今年の宝塚記念(G1)も制覇した。16年の勝ち馬ソウルスターリングは翌年のオークスを制するなど、出世レースとして知られている。バニシングポイントには、前走に続いて翌年のクラシックを意識できる走りを見せてもらいたいところだ。
以前まで、バニシングポイントら外国産馬は5大クラシックへの出走は叶わなかった。しかし、2001年の日本ダービーと菊花賞に各2頭まで出走可能になったのを皮切りに、徐々に出走制限が緩和。そして10年には国際競走に指定されたため、9頭まで可能になるなど外国産馬の受け入れ体勢はほぼ整った。
だが、外国産馬で5大クラシックを勝利したのは07年のローブデコルテのみ。昨年は共同通信杯(G3)を制したダーリントンホールが外国産馬初となる牡馬クラシック制覇に挑んだものの、皐月賞(G1)6着、日本ダービー(G1)13着に終わっている。
バニシングポイントには外国産馬初となる牡馬クラシック勝利を挙げるだけの力があるのかが、まずアイビーSで試されることになった。
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