GJ > 競馬ニュース > 「最強の刺客」バビット 菊花賞制覇へ  > 2ページ目
NEW

JRA「超低レベル?」バビットが打倒コントレイル、菊花賞(G1)制覇へ。セントライト記念で大ベテラン内田博幸が試した「2つ」のこと

【この記事のキーワード】, ,

JRA「最強の刺客」バビットが打倒コントレイル、菊花賞(G1)制覇へ。「超低レベル?」セントライト記念で大ベテラン内田博幸が試した「2つ」のことの画像2

「相変わらず、なかなかいいスタミナでしぶとい粘りをしてくれた」

 勝利騎手インタビューでそう語った通り、内田騎手が仕掛けたのは1000m通過62.6秒という超スローペースからの瞬発力勝負ではなく「スタミナ勝負」だった。それは6ハロン目(1200m通過)からゴールまでの「12.0 – 11.8 – 11.6 – 11.9 – 12.4 (1000m59.7秒)」、そしてラスト 12.7秒というラップ推移が物語っている。

 ラスト1200mにも及ぶ、ロングスパート合戦。それこそが内田騎手の狙いであり、ついて行ったライバルはバビットを捉え切れなかったのではなく、逆に追走で脚を使わされて「潰された」というのが適切な表現だろう。

 実際に2着サトノフラッグは、今年3月の弥生賞ディープインパクト記念(G2)を彷彿とさせるようなまくりを見せて“勝ちパターン”に持ち込んだが、最後は失速……。

JRA「最強の刺客」バビットが打倒コントレイル、菊花賞(G1)制覇へ。「超低レベル?」セントライト記念で大ベテラン内田博幸が試した「2つ」のことの画像3

 鞍上・戸崎圭太騎手が「イメージ通りで、いい感じで運べた。最後の坂で伸び切れなかったのは休み明けの分かな」と振り返ったが、弥生賞(重)のラスト1200m「12.6 – 12.6 – 12.6 – 12.5 – 11.8 – 12.3」と、今回の「12.0 – 11.8 – 11.6 – 11.9 – 12.4 – 12.7」がまったく異なることは数字を見ただけでも明らか。このような「激流」でまくれば、最後に止まることは必然だが、逆に「まくりを見せられた」サトノフラッグもまた非凡だ。

 参考例として、バビットを終始2番手で追走したココロノトウダイは5着から7馬身も離された6着に敗れている。前走の猪苗代特別(2勝クラス)を3番手から古馬相手に1馬身1/4差で快勝していることからも、自分の形に持ち込めば決して弱い馬ではない。

 言ってしまえば、それ以上に「バビットが遥かに強かった」ということだ。

 最後に総評となるが、こうなってくると……

JRA「超低レベル?」バビットが打倒コントレイル、菊花賞(G1)制覇へ。セントライト記念で大ベテラン内田博幸が試した「2つ」のことのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 有馬記念(G1)武豊「ウイニングラン」も残酷な結末! スペシャルウィーク、グラスワンダーが激突した1999年…… 最強世代の意地を懸けたラストバトル
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. ミスターシービー、ウオッカ、ヒシマサルの意外な共通点…馬名の由来は興味深いエピソードの宝庫【競馬クロニクル 第47回】
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. JRA松田国英「人を殺したわけじゃないけど……」ダートの怪物が引退に追い込まれた“不治の病”が「期待の新星」にも。定年まで4か月の名伯楽に再び試練が……
  8. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  9. 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
  10. 競馬版『無限の住人』!? 米最高峰の舞台に立った「独眼竜」馬に熱視線も、意外と多い「隻眼の強豪」