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JRAサートゥルナーリアあえてのジャパンC(G1)に苦しい立場が見え隠れ!? 決断を左右したのはあの馬の存在か

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 7日、宝塚記念(G1)を4着に敗れていたサートゥルナーリア(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)が、11月29日に東京競馬場で行われるジャパンC(G1)に直行することがわかった。

 当初、秋の始動戦に天皇賞・秋(G1)を予定していたが回避。「稍重」の発表だったとはいえ、宝塚記念は先行勢が総崩れしたほどのタフな馬場状態だった。このことも疲労回復に時間を要した結果、調整に遅れが出たのが理由だろう。

 ただ、芝2000mの天皇賞を回避して2400mのジャパンCに挑むことはサートゥルナーリアにとって決して歓迎とはならない可能性があることは確かだ。

 サートゥルナーリア陣営も手をこまねいていた訳ではない。今年の始動戦に左回りの中京で行われる金鯱賞(G2)を選択。同馬の課題とされる入れ込み、左回りについてトライアンドエラーだったことは容易に想像できる。

 この”模試”でトップハンデ58キロを背負いながら、上がり最速で2馬身突き抜ける満点回答で陣営の期待に応えたサートゥルナーリアにとって、楽勝した神戸新聞杯と1ハロンしか違わない宝塚記念は名誉挽回には最適なレースとなるはずだったに違いない。

 それだけに勝ち馬であるクロノジェネシスに2秒以上離され、着差にして12馬身以上もの大敗を喫したことは残念でならない。想像以上に重の鬼ぶりを発揮したクロノジェネシスとの馬場適性の差があったにしろ、この敗戦に伏線もあったかもしれない。

 レース後、ルメール騎手が「距離と馬場ですね。2200mはギリギリです。良馬場ならもっと良い結果が出たと思います」と距離不安を口にした。

 さらに、『netkeiba.com』でレースの2日前に掲載された『プロが指摘するパドック診断』を担当した細江純子さんも、サートゥルナーリアの馬体を「4歳となったことでパパのロードカナロアがでてきた印象。重心の低さと背中の短さから、長い距離ではなく、マイルから中距離体型となっています」と評した。詳細は本記事をご覧いただきたいが、体型的にも長い距離を危惧するコメントを残している。

「調整の遅れによる天皇賞回避はともかくとして、宝塚記念の内容からも一部ではマイルCS(G1)参戦を期待する声もあっただけに、ジャパンCへの出走は意外な選択に映りました。金鯱賞では左回りを克服したとはいえ、中京競馬場のレース。これまでの2戦いずれも完敗している東京競馬場の上に、2400mの距離に使われる意図は掴みかねるのが正直な感想です。

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そこで浮かんでくるのは、先週のスプリンターズS(G1)を快勝したグランアレグリアの存在です。安田記念(G1)でアーモンドアイを破った馬だけに、ノーザンファームの評価はサートゥルナーリアより上なのかもしれませんね。

あくまで憶測の域を出ませんが、いわゆる”ルメールファースト”を考えた場合、優先度的にサートゥルナーリアが押し出された可能性も否定できません」(競馬記者)

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