JRA天皇賞・秋「想定12頭」に消えないアーモンドアイ「忖度」の声……ライバル不在40年ぶり最低頭数の可能性に問われる「8冠」の価値
今年になって2つ下の3歳世代からは無敗の三冠を狙うコントレイル、デアリングタクトといった突出した大物が出現。1つ下のグランアレグリア、宝塚記念(G1)を圧勝したクロノジェネシスなどの次期女王も台頭し、競馬界の全体の新陳代謝が極めて活発になっているからだ。
「そこに拍車を掛けているのが、アーモンドアイが所属するノーザンファーム系ホースクラブによる“忖度”疑惑ですね。
春にアーモンドアイを正攻法で負かしたグランアレグリアが短距離路線に回った他、毎日王冠(G2)を圧勝した3歳馬のサリオス、昨年の皐月賞馬サートゥルナーリア、大阪杯(G1)を勝ったラッキーライラックなどの有力馬が揃って天皇賞・秋を回避。結果、登録予定が12頭という寂しいメンバーになりました。
それがまるでアーモンドアイの快挙達成の花道を飾っているようにも見えるので、ファンの間では早くも『8冠の価値』を疑う声が上がっています」(競馬記者)
とはいえ、天皇賞・秋に登録を予定している12頭はアーモンドアイを含む7頭がG1馬という豪華メンバー。ここを勝つことができれば、それなりの価値はありそうなものだが……。
「G1馬7頭といえば聞こえはいいですが、キセキやダノンプレミアムは、すでにピークを過ぎている感が否めませんしウインブライト、フィエールマン、ブラストワンピースといったところは『次』を見据えており、秋初戦のここは叩き台になる可能性が高いと言わざるを得ません。
唯一、期待が持てそうなクロノジェネシスは、高速馬場が予想される天皇賞・秋には不安が残りますし、時計の掛かるレースでこそ真価を発揮できる馬。正直、出走馬の中にアーモンドアイを負かせそうな馬が見当たらないのが現状です」(別の記者)
いずれにせよ、今年の天皇賞・秋は名実ともにアーモンドアイが主役であり、圧倒的な人気を集めることが予想される。
もし、ここから1頭でも回避馬が出れば1980年以来の11頭立てという極めて寂しい頭数となってしまうが、近年の競馬界の顔役として活躍した女王だけに、様々な“雑音”を跳ね返すようなパフォーマンスを見せてほしいところだ。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
JRAサートゥルナーリア「評価急落」のしくじり。アーモンドアイ“忖度”の一員になり下がった超良血馬……。1年前に「破綻」した壮大な計画とは
JRAサリオス天皇賞・秋(G1)“自重”は正解? 「ダートではもっとすごい」3歳トップマイラーが歩んだ8年前の「迷走」……
元JRA安藤勝己氏「距離延長問題ない」サリオス「次走」天皇賞・秋(G1)お墨付きも……「今後はマイルCSか香港」立ち塞がったアーモンドアイ8冠の壁
JRA天皇賞・秋(G1) C.ルメール「痛恨」アーモンドアイの刺客はまさかのお手馬!? 現役最強ステイヤーが福永祐一騎手と新コンビ!
JRAアーモンドアイ「据え膳」天皇賞・秋(G1)敗退なら事実上の8冠消滅!? 窮地を予感させるノーザンファーム関係者の気になる発言……