GJ > 競馬ニュース > 西山茂行オーナー「大逆転」秘話  > 3ページ目
NEW

JRA社台ファーム動いた!? 西山茂行オーナー「大逆転」超大物から“直電”でリーチザクラウンが「神様」になった日【特別インタビュー】

【この記事のキーワード】,

――それは、なかなか厳しい経験でしたね……。ですが、西山オーナーはその後リーチザクラウンを種牡馬入りさせています。

西山オーナー G1を勝ってるわけじゃないから、普通なら種牡馬にはなかなかなれない。でも、ウチにはサンデー(サイレンス)の血統はあまりないし「セイウンスカイのライバルだったスペシャルウィークの仔っていうのも面白いじゃないか」と、プライベートで持つことにしたんです。

産駒が生まれて「どの程度の評価なのかな」と思ってセリにも出したんですけど売れない、売れない……。誰も手を挙げてくれなくて100万、200万でも、どんどん主取りになって「西山が売るんだから、どうせロクな馬じゃないだろう」って(笑)。

――ところが、リーチザクラウン産駒は初年度から大いに存在感を見せました。

西山オーナー 6月に一番最初にデビューしたニシノアップルパイってのが、ちぎって勝っちゃったのよ。「なんだあれ?リーチザクラウン?」って、これもセールで主取りになった馬でした。

――そこから種牡馬リーチザクラウンの快進撃が始まりました。

西山オーナー 1カ月で新馬戦を5勝しましたからね。グリーンチャンネルでも「また、リーチザクラウンの産駒が勝ちましたよ」みたいなことまで言われて。そしたら吉田照哉さんから、電話がかかってきて……。

――吉田照哉さんって、あの社台ファーム代表の……?

西山オーナー そうそう。照哉さんが「リーチザクラウンは社台ファームの生産馬なんだけど、種牡馬として半分の権利を売ってくれませんか?」って。「ぜひとも来年以降は、社台スタリオン(ステーション)の方で繋養させていただきたい」という話になってね。

――社台スタリオンステーションというと、あのディープインパクトやサンデーサイレンスも繋養されていた超名門です。

西山オーナー いや、ホントにね……。一応「ちょっと考えさせてください」とは言いました(笑)。みんなにも相談したけど、やっぱり「こんないい話、ないんじゃないですか」という結論になって。電話があったのが日曜日だったんだけど、水曜日にはここに社台ファームの方に来ていただいて、金曜日にはもうお金が振り込まれていました。

――西山オーナーがリーチザクラウンを購入された当初を思えば、大逆転ですね。

西山オーナー 驚きました。あまりないケースですし、私としてもいろいろ勉強になりましたね。セイウンスカイ(皐月賞、菊花賞)でも断られた社台スタリオンに入れるなんて。それもまだ、クビにならずに頑張ってますからね。もうリーチザクラウンは、私にとっては神様です(笑)。


ちなみに西山オーナーに「今年の2歳で、最も期待してるリーチザクラウン産駒は?」と尋ねると、ニシノガブリヨリ(牡2歳、栗東・橋口慎介厩舎)とのことだった。「リーチザクラウンを手掛けた橋口弘次郎調教師の息子さんの橋口慎介厩舎なのも縁なのかな」。まだ9月の新馬戦を勝ったばかりだが、11月の京王杯2歳S(G2)に格上挑戦する。

――ニシノガブリヨリの馬券、買っていいですか?

西山オーナー 100円だけね(笑)。

文、聞き手=浅井宗次郎

JRA社台ファーム動いた!? 西山茂行オーナー「大逆転」超大物から“直電”でリーチザクラウンが「神様」になった日【特別インタビュー】のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 岩田望来「素行不良」で追放されても重賞4勝目ゲット! 減量トラブルや夜遊び発覚した「問題児」が干されなかったワケ
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  6. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  7. 「助手席に誰も乗っていない」「同乗者は制止不可能だった」謎多きJRAの説明…憶測飛び交う角田大河の函館コース侵入
  8. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  9. 武豊「爆弾発言」にインタビュアーもタジタジ、今村聖奈ら「6人騎乗停止」で蒸し返されたアンラッキーな被害者
  10. 「真相は藪の中」謎の多い角田大河の逝去…未来ある若者が不可解な行為、ネットでは「同乗者」を特定する動きも?