JRA松田大作「大物馬主」後押しで復活へ!? セイウンコウセイの背に再び
11月26日(日)に開催される芝のスプリント戦、京阪杯(G3)。このレースに今年の高松宮記念(G1)を制したセイウンコウセイ(牡4歳、美浦・上原博之厩舎)が、松田大作騎手を背に乗せて出走を予定している。
昨年5月までは1勝馬に過ぎなかったセイウンコウセイだが、ダートから芝の短距離へ転向後、トントン拍子で条件戦を勝利。今年の初戦である1月の淀短距離S(OP)でオープン初勝利を飾り、重賞初挑戦となったシルクロードS(G3)では2着を確保してこれまでの活躍がフロックではなかったことを証明した。そして、満を持して臨んだ高松宮記念(G1)では好位から力強く抜け出し、桜花賞馬レッツゴードンキ、昨年のスプリンターズS(G1)の覇者レッドファルクスらを抑え、見事にスプリント王に輝いた。
だがその後、躍進を期待されるも休養明けの函館スプリントS(G3)を4着で終え、続くスプリンターズS(G1)では見せ場なく11着。さらに前走のスワンS(G2)でも14着と、これまでの好調がウソのようにスランプに陥っている。
「京成杯から、今年の高松宮記念(G1)以降で主戦を務めていた幸英明騎手から松田大作騎手へ乗り替わりになりました。松田騎手は昨年から、京都競馬場で3戦して2勝、2着1回と好成績を記録し、同馬のG1制覇への道を切り開いた立役者です。再びタッグを組むことでセイウンコウセイがスランプから抜け出すきっかけをつかめればいいのですが……」(記者)
本来ならば、高松宮記念でも松田騎手がセイウンコウセイの手綱を任されるはずだった。だが、松田騎手は今年2月、免許停止中にもかかわらず京都市内で車を運転し、無免許運転及び速度超過で京都府警に摘発。8月8日までの騎乗停止処分がJRAから下された。そのため、同レースでの騎乗は不可能になり、代わりに幸騎手に白羽の矢がたてられることとなった。
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