【京阪杯(G3)展望】G1馬セイウンコウセイVS復調気配のアットザシーサイド!淀のスピード対決を制するのは!?
秋の京都競馬のフィナーレを飾るのは京阪杯(G3)。同日開催のジャパンカップ(G1)後のレースとなり、G3のレースであるが毎年盛り上がりを見せている。
セイウンコウセイ(牡4、美浦・上原厩舎)の登場によりレースは更に盛り上がりそうだ。初めてのG1挑戦となった今年の高松宮記念(G1)では早めに先頭に立つと後続を抑えての勝利。嬉しい初重賞制覇がG1となりその後の活躍にも期待を持たれていた。しかしながら休み明けの函館SS(G3)では4着、春秋スプリントG1制覇を目指したスプリンターズS(G1)は11着、スワンS(G2)も14着と春までとは別馬かのような不振に陥ってしまっている。そんな中で光明となりそうなのがこのレースでコンビ復活となる松田大作騎手の存在だろう。この馬にとって松田騎手は昨年の11月からの京都競馬場で3戦して2勝、2着1回の好成績を残しG1制覇への道を切り開いた立役者と言える。相性抜群の鞍上に加えて斤量も前走から2㎏減でのレースとなれば久しぶりの勝利も十分に可能なはずだ。
それでも久しぶりの勝利は、手強い相手が多く険しい道のりとなりそうだ。
距離短縮後に連勝しているアットザシーサイド(牝4、栗東・浅見厩舎)が最大の敵となりそう。昨年桜花賞(G1)3着の成績がある有力馬だが、今のところ重賞制覇までは至っていない。夏に降級するとこれまで挑戦していなかったスプリント戦へと路線を変更。この判断が功を奏して札幌スポニチ賞(1000万下)、道頓堀S(1600万下)を勝利しスプリント戦に高い適性を見せている。距離を短縮してからは以前より前の位置取りで競馬を進めることが出来ており、好位追走の競馬も板についてきている。能力がありながらなかなか結果がついてこない不運はあったが、新境地での巻き返しに期待したい。
昨年覇者のネロ(牡2、栗東・森厩舎)にも注目する必要がありそうだ。昨年のこのレースで重賞勝ちを達成。しかし、年明けのシルクロードS(G3)で大敗を喫すると得意なはずの直線競馬であるアイビスサマーダッシュ(G3)でも10着と調子は戻らず、結局スプリンターズS(G1)では16着とまさかの最低着順で終わってしまった。ピークを過ぎてしまったかに思えたが、前走のJBCスプリント(G1)は久しぶりのダートでタイム差なしの4着と健闘。この好走をきっかけに強かった時期の走りを取り戻すことはできるだろうか。
PICK UP
Ranking
5:30更新
JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
JRA 武豊「因縁」オーナーと5億円の復縁!? ワールドプレミア降板劇から突然の大物騎乗依頼、両者に交錯する「思惑」とは- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 横山武史「ジョッキーカメラ」はなぜ非公開だったのか? 鬼気迫る川田将雅の大声にビックリも…ナミュール降板で「屈辱」味わった男が迎える正念場
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?
- 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
- JRA荻野極と横山武史が「誤爆」で一触即発!?「ふざけんな!ナメてんのか!」1番人気大敗の腹いせにタオル投げるも……













