GJ > 競馬ニュース > カフジキング 武豊で2年9カ月ぶり勝利!
NEW

JRA「疑惑」の条件馬カフジキング、武豊で2年9カ月ぶり勝利! 2勝クラス「掲示板19回」で総賞金1億5000万円も「上のクラスでもやれる」

【この記事のキーワード】,

JRA「疑惑」の条件馬カフジキング、武豊で2年9カ月ぶり勝利! 2勝クラス「掲示板19回」で総賞金1億5000万円も「上のクラスでもやれる」の画像1

 ついに先頭のままゴールまでたどり着いた。

 25日、京都競馬場で行われた7R・3歳以上2勝クラスは、2番人気のカフジキング(牡7歳、栗東・中竹和也厩舎)が優勝。今回で48戦目を迎えた“老兵”が、待望の4勝目を上げた。

 終わってみれば、これまでの苦戦が嘘のような完勝だった。

 11頭立てで行われたダート1900mのレース。スタートを決めたカフジキングは、ハナを主張したモーニングサンやメイショウアステカを行かせる形での3番手と、得意の形に持ち込む。4コーナーで後続を突き放しに掛ったモーニングサンに楽な手応えでついて行くと、最後は2頭の争いに持ち込み、3馬身差と圧倒した。

 まだ5歳だった2018年1月に500万下(現1勝クラス)を勝ち上がったカフジキングは、続く早鞆特別(1000万下、現2勝クラス)で2着。さらなる昇級は目の前に思われた。

 しかし、そこから苦節2年と9カ月……2勝クラスで走ること21回。2着7回、3着7回、4着3回、5着2回、着外がわずか2回だけという堅実な走りを見せ続けるも、4勝目はあまりにも遠かった。

「これまで通算48戦して4勝ながら2着17回、3着11回と素質はあるんですが、なかなか勝ち上がれませんでした。ただ、ある意味では出走すれば高確率で賞金を咥えて帰ってくる馬主孝行な馬。コツコツ稼いだ総賞金すでに約1億5000万円に上ります。

2勝クラスでの惜しい競馬が続いていたので、ファンからは『2勝クラスのドン』的な存在として有名な馬でしたが、逆にあまりに長く勝てないので、一部のファンからは『(クラスが上がると賞金獲得が難しくなるので)わざと負けているのでは?』『賞金目当て?』という“疑惑のまなざし”を向けられることも……。今回はそんな疑いの声を晴らす、会心の勝利となりました」(競馬記者)

 レース後、これがコンビ13回目となった武豊騎手は「スタートが良かったし、道中も楽だった」とカフジキングを評価。今後は3勝クラスを戦うことになるが「上のクラスでもやれるんじゃないかな」と期待を寄せている。

 果たして「2勝クラスのドン」は、3勝クラスでも大威張りできるのだろうか。できることなら「3勝クラスのドン」になる前にオープン入りを決めたいところだ。

JRA「疑惑」の条件馬カフジキング、武豊で2年9カ月ぶり勝利! 2勝クラス「掲示板19回」で総賞金1億5000万円も「上のクラスでもやれる」のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  5. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  6. 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
  10. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客