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2020.10.27 18:00
JRA「大誤算」コントレイルが父ディープインパクトに完敗!? 菊花賞で「1億8000万円」痛恨の出費も……
編集部
JRAプラス10とは通常の払戻金が「100円元返し」になる場合に、10円を上乗せして110円で払い戻すという制度である。これにより、本来であれば元返しとなるコントレイルの複勝にも票が集まったというわけだ。
ちなみに、これによりJRAは約1億8000万円の払い戻しを上乗せしている。菊花賞の1着賞金である1億2000万円よりも、大きな負担となった。
その一方、2005年はJRAプラス10が実施されていなかったため、ディープインパクトの複勝に投票しても元返し濃厚状態。実際に、単勝と複勝は元返しの結果だった。そのため、複勝の売れ行き、ディープインパクトの支持率が低いことにも頷けるだろう。
コントレイルの菊花賞でJRAプラス10の恩恵を受けたファンも多いのではないだろうか。だが、この救済制度にも「落とし穴」があることには気を付けたほうがよさそうだ。
「投票法ごとの『払戻金総額』と、『上乗せすべき金額の総額』の合計が『売得金の総額』を超える場合には、競馬法附則第5条第3項の規定により、『100円元返し』となります」(JRAホームページより)
つまり、JRAプラス10があっても元返しが存在するということだ。
「複勝還元率に目を向けると、今年の神戸新聞杯(G2)は99.5%、菊花賞は99%でした。コントレイルへの投票がもう少し多ければ、元返しとなっていました。両レースともに単勝、複勝はどちらも1.1倍の配当。複勝なら安心して大量投資できたと思うかもしれませんが、元返しのリスクは頭に入れておいた方が良さそうですね」(競馬記者)
もし、コントレイルが鉄板級というレースが今後訪れたとしても、複勝の購入は慎重に行ったほうがいいかもしれない。
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