JRA武豊を背に「2度目」のデビュー戦!? ディープインパクト産駒「大暴走」から2カ月……“怪物”再び!
あの「大暴走」から2カ月……話題の“怪物”が「2度目」のデビュー戦を迎える。
31日、京都競馬5R新馬戦(芝2000m)に、ディープモンスター(牡2歳、栗東・池江泰寿厩舎)が出走を予定している。
8月23日、小倉競馬場で行われた5R新馬戦(芝1800m)。断然の1番人気に推されたのは、武豊騎手を鞍上に迎えたディープモンスターだった。しかし、レース前にまさかの放馬。池江調教師の評価も高かっただけに、無念の除外となってしまった。
ディープモンスターは、DMMドリームクラブの所有馬。同クラブは新規参入のクラブ法人であるが、これまでの4世代でオークス馬となったラヴズオンリーユーを輩出している。
ディープモンスターはDMMドリームクラブの現2歳世代で、唯一のディープインパクト産駒。同クラブの初年度に活躍したキタノコマンドールと同じ池江厩舎に預託されている事からも、期待のほどが窺える。
キタノコマンドールはデビュー戦、すみれS(3歳OP)を連勝し、皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)で、3番人気に推された逸材。結果は皐月賞5着、ダービー12着と振るわなかったが、将来を嘱望された馬であった。
しかし、ダービーの後に右前脚浅屈腱炎が判明。復帰に向けて調整が続けられていたが、今年6月に再び屈腱炎を発症し引退することになった。
デビュー戦でアクシデントのあったディープモンスターだが、その後は至って順調。予定通りの追い切りを消化している。
15日の2週前追い切りでは、小崎騎手を背に栗東Cウッドコースで6ハロン82.1秒を時計。末を強めに追われ、サトノルークス(古馬OP)一杯の内を0.5秒追走し、0.2秒先着している。
先週22日は荻野極騎手を背に同コースで追い切り、レザネフォール(古馬1勝)一杯の内を0.7秒追走し、0.6秒先着。一杯に追われて83.5秒とシャープな脚捌きを見せた。
『スポーツ報知』のPOGブログによると「メチャクチャ良くなってますよ」と陣営が話しているとの事。
初戦で放馬しているだけに気性面での心配は付きまとうが、元々が評判のよかった馬。そこから大幅に良くなっているとするならば、本物の“怪物”になれる可能性も十分だ。
キタノコマンドールで果たせなかったクラシック制覇。師も武豊騎手を配し、それを託せる存在に成長してくれることを願っているはずだ。
ここは仕切り直しの一戦。“衝撃”のデビューになることを期待したい。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
関連記事
JRA「2.3億円」レシステンシア弟グラティアスがデビュー戦快勝! 加藤征弘調教師「ゴールを過ぎてからが一番速かった」余裕たっぷりのスケール感
JRA福永祐一「キングカメハメハ最後の大物」を大絶賛! 「次は重賞を使ってもいい」大胆騎乗でコントレイル菊花賞(G1)に視界良好
JRA武豊「不在」の中、“全弟”厩舎からキタサンブラック全弟がデビュー。初戦から名コンビならずも、鞍上は兄弟ゆかりのアノ騎手
JRA新馬戦から一変! エアグルーヴ、エアデジャヴーなど「エア」の名血受け継ぐダノンドリーマーが新潟競馬場2歳「レコード」更新!
JRA「444万馬券」16番人気ディープリッチ大波乱演出! 単勝147.3倍もセレクトセールでは父の産駒で最高落札評価