JRA C.ルメール「まだ子供」モーリス産駒ブエナベントゥーラ完勝! 能力引き出す好騎乗に対し、岩田望来「ナイスアシスト」で馬群に沈む……

31日、東京競馬2Rの芝1600m戦(2歳未勝利)で、良血馬ブエナベントゥーラ(牡2歳、美浦・堀宣行厩舎)が快勝した。
ブエナベントゥーラは父モーリスに、母がブエナビスタという良血馬。母は桜花賞(G1)、オークス(G1)の牝馬クラシック2冠馬。古馬になってもヴィクトリアマイル(G1)、天皇賞・秋(G1)、ジャパンC(G1)を勝利した「女傑」である。
デビュー戦はD.レーン騎手が騎乗し5番手からの競馬。余裕たっぷりに外から先頭にたったが、内を突いたウインアグライアのキレに屈した。
今回はC.ルメール騎手に乗り替わっての一戦で、まずまずのスタートから馬任せにハナを奪ったブエナベントゥーラ。道中は1馬身の差をキープしながらマイペースで運んだ。
3コーナー辺りからレースは動き、外から進出する各馬。岩田望来騎手のレッジョエミリア、内田博幸騎手のコスモノートが並びかけるが、ブエナベントゥーラも内で余裕たっぷりの手応えだった。
4コーナーのコーナーワークで再び突き放しにかかるブエナベントゥーラ。最後の直線では馬群を割って伸びたトーセンメラニーに追い詰められたが、半馬身差で凌ぎ切り勝利を掴んだ。
レース後、ルメール騎手が「まだ子供っぽくて物見をしながら走っていた」というように、まだまだ本気を出していないような走り。「少しずつだったが、直線で加速してくれましたね。この距離はマッチしています」と前走と同じマイル戦ではあったが、キレの無さを逃げたアドバンテージでカバーした好騎乗であった。
「レース後、ルメール騎手が『途中から被せてくれる馬がいたおかげで、走りやすくなりましたね』と話していた通り、3コーナー辺りから被せにいった岩田望騎手でしたが、それが集中力に欠けるブエナベントゥーラの能力を引き出したのかもしれませんね。
相手の走りも力に変えたルメール騎手に対し、1番人気に併せて馬群に沈んだ岩田望騎手。勝負にいった結果ではありますが、今回は裏目に出てしまった印象です」(競馬記者)
レースラップは、前半4ハロン47.2秒に対して後半4ハロン47.4秒のイーブンペース。馬の能力を出し切ったルメール騎手の好騎乗だった。
このレースではルメール騎手に軍配が上がったが、岩田望騎手も若手のホープ。今後の活躍に期待したいところだ。
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