
JRA武豊に「アーモンドアイ効果」!? 天皇賞・秋(G1)偉業に挑む女王からの“施し”と名手の化学反応で無念の「除外」を見返すか

18日に行われた秋華賞(G1)はデアリングタクトが優勝。史上初となる無敗の牝馬3冠を達成した。
その前に行われた京都10Rの大原S(3勝クラス)は1番人気レイパパレが勝利。同馬は秋華賞にも登録していたが、4/6の抽選を突破できずG1への出走が叶わなかった。だが、余力十分の逃げ切り勝ちを飾ったことで、デアリングタクトとの対決が実現しなかったことを残念に思ったファンも多いだろう。
そして、今週は菊花賞(G1)で同じく4/6の壁に阻まれた期待馬が出走する。
31日、京都10Rの古都S(3勝クラス)に出走するアンティシペイト(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎)だ。
デビュー4戦目で未勝利戦を勝ち上がったアンティシペイト。次走の1勝クラスは2着に3馬身差をつける逃げ切り勝ち、そして阿寒湖特別(2勝クラス)は2番手に控える競馬で勝利し、3連勝を飾った。夏の上がり馬として期待された1頭だが、抽選の壁に阻まれて菊花賞に出走することができなかった。
鞍上を予定していた武豊騎手は自身のホームページで「菊花賞で乗る予定だったアンティシペイトは4/6の抽選でハズレを引いてしまい、無念の除外……。今年はディープインパクトの子による無敗三冠なるかをじっくり見学させてもらいます」と帰国して最初のG1に騎乗できないことを残念がった。
仕切り直しの1戦となるアンティシペイトだが、古都Sは特別に期待が持てそうなレースである。
これには、史上初となる芝G1・8勝をかけて天皇賞・秋(G1)に出走するアーモンドアイが影響している。
「秋華賞は10番人気マジックキャッスルが2着、菊花賞は5番人気サトノフラッグが3着に好走しました。2頭に共通するのは国枝厩舎の管理馬ということですが、最終追い切りでアーモンドアイと併せ馬を行ったという点もあります。
今週併せたアンティシペイトも同じく“アーモンドアイ効果”が出るかもしれませんね」(競馬記者)
28日に行われたアーモンドアイとアンティシペイトの最終追い切りは、僚馬ロジスカーレットも交えて3頭併せ。美浦・ウッドコースで行い、アーモンドアイが最先着、アンティシペイトが約1馬身半遅れ、さらにそこからロジスカーレットが4馬身遅れという内容だった。
菊花賞の最終追い切りで、サトノフラッグが約1馬身遅れだったことを考えれば、アーモンドアイに約1馬身半差と食い下がったアンティシペイトのデキは期待できるはずだ。
アーモンドアイ効果が期待されるアンティシペイト。武豊騎手を背にオープン入りを飾ることができるだろうか。
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