GJ > 競馬ニュース > コパノキッキングまさかの見せ場なし!
NEW

JBCスプリント(G1)藤田菜七子「忙しかった」コパノキッキングまさかの見せ場なし! G1制覇に大きな課題も……昨年クビ差のリベンジならず

【この記事のキーワード】, ,

JBCスプリント(G1)藤田菜七子「忙しかった」コパノキッキングまさかの見せ場なし! G1制覇に大きな課題も……昨年クビ差のリベンジならずの画像1

 3日、大井競馬場で行われたJBCスプリント(G1)は矢野貴之騎手の8番人気サブノジュニアが優勝した。2着に7番人気マテラスカイ、3着には3番人気ブルドッグボスが入った。

 芝のスプリントG1・高松宮記念を優勝したモズスーパーフレア以外にも、マテラスカイ、ジャスティンといった快速馬が顔を揃えたダートのスプリントG1は、戦前から激しいハナ争いが予想されていた。

 このレースに並々ならぬ意志で挑んでいたのが、コパノキッキング(セ5、栗東・村山明厩舎)とコンビを組む藤田菜七子騎手だ。昨年11月のJBCスプリント(浦和)では、3コーナーで先頭に立つ積極策を見せるも、ブルドッグボスの強襲にクビ差2着と惜敗。JRA女性騎手のG1初制覇は持ち越しとなった。

 藤田騎手は「昨年2着と悔しい思いをしたので、そのリベンジをしたいと思っています。キッキングの良さを最大限に生かせるような騎乗をしたいと思っています」と、憧れと公言してきたG1の舞台で飛躍を誓った。

 だが、そんな藤田騎手の想いとは裏腹に、コパノキッキングはあえなく6着に敗れてしまった。

 スピード自慢が揃った16頭立てのレースは、大方の予想通り壮絶なハイペースが展開された。出負けしたモズスーパーフレアが二の脚で盛り返して先頭に立ち、これにヒロシゲゴールド、ノブワイルド、外からマテラスカイが続いた。

 コパノキッキングはゲートを出たものの、ダッシュがつかずに外目の後方から追走。ブルドッグボスは大きく出遅れて最後方からレースを進める。前半3F33秒4の激流から抜け出したモズスーパーフレアにマテラスカイが並びかけたところを、サブノジュニアが一気に交わして突き抜けた。

 後方から外を回したコパノキッキングは一瞬伸びかけたものの、6着に追い上げるのが精一杯。出遅れたブルドッグボスにも交わされてしまった。

JBCスプリント(G1)藤田菜七子「忙しかった」コパノキッキングまさかの見せ場なし! G1制覇に大きな課題も……昨年クビ差のリベンジならずの画像2

 レース後、藤田騎手は「ゲートを出てくれたけど、砂をかぶって嫌がるそぶりをしました。前で我慢できれば良かったんですけど、忙しかった。追走に手間取っていました。しまいの手応えも前走ほどの感じではありませんでした。すいません」と、敗戦を振り返った。

「前半の行きっぷりがよくなかったとはいえ、前の馬がハイペースで飛ばした展開はコパノキッキングにとっても悪くなかったと思います。ですが、藤田騎手が振り返ったように今日は追走にも余裕がなく、促しても反応が悪かったですね。

近走はかつてのようなスピードが鳴りを潜めている印象も強く、もしかしたらピークを過ぎてしまった可能性もあるのかもしれません。出遅れたブルドッグボスにも交わされましたし、力負けというしかなさそうです」(競馬記者)

 33秒4で流れた前半3Fに対し、後半3Fは37秒3と差し馬に向いた展開だっただけに、この敗戦は深刻である。

 その一方、先着を許したサブノジュニア、マテラスカイは6歳、ブルドッグボスに至っては8歳である。まだ5歳のコパノキッキングが成長に翳りを見せたことは、今後に大きな不安を残したといえるだろう。

JBCスプリント(G1)藤田菜七子「忙しかった」コパノキッキングまさかの見せ場なし! G1制覇に大きな課題も……昨年クビ差のリベンジならずのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  6. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  7. JRA武豊は何故AJCC(G2)でスペシャルウィークに騎乗しなかったのか。明かされた当時の「事情」と、幻の天皇賞馬“ナリタサンデー”とは
  8. 武幸四郎騎手に横山典弘騎手が「絶叫」!? 武豊騎手が明かしたアノ復活劇でのエピソードに見る、弟のキャラクター
  9. JRA「超異例」デビュー半年前に“去勢”した珍名馬が「144戦0勝」舞台でメイクデビュー、3冠馬オルフェーヴル撃破“名セン馬”の再来はあるか!?
  10. JRA「どう見ても格が違う。武豊さまに任せました」西山茂行オーナーの“いじり”は愛と配慮あってこそ!? あのベテラン騎手の発奮に期待!