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JRA横山典弘「究極の普通」で牝馬G1「完全制覇」へ!? エリザベス女王杯(G1)コンビで生み出す新たな「偉業」

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 15日、阪神競馬場で行われるエリザベス女王杯(G1)に、ノームコア(牝5歳、美浦・萩原清厩舎)が出走を予定している。

 前走に引き続き、鞍上は横山典弘騎手。4走前の高松宮記念(G1)から騎乗し、今回が5回目の騎乗となる。

 横山典騎手にとって、初めてG1を勝利したのがエリザベス女王杯。もちろん、ジョッキーにとっても思い出深いレースだろう。

 キョウエイタップで挑んだ、1990年のエリザベス女王杯。レースは18頭立ての競馬だった。大外18番枠からの発走となったキョウエイタップは、道中は無理せず後方に控えた。

 最後の直線に入り馬群の中を突くキョウエイタップ。開いた内に切れ込んで、馬群を縫うように一瞬で抜け出した。

 1番人気のトウショウアイは直線で外へ。最後は猛然と追い込んだが、先に抜け出しを計ったキョウエイタップが1馬身3/4差をつけて快勝した。

 距離ロスのない完璧な競馬でG1初勝利を飾った横山典騎手。今でこそ一流ジョッキーといわれるが、このポジションに至るまでには数々の「偉業」を成し遂げてきている。

 1995年は、12月2日、3日で行われたワールドスーパージョッキーズシリーズに初出場し、4戦中3勝という驚異的な成績で優勝。2005年は、11月5日の東京競馬2Rから7Rで6連勝し、JRAの連続施行競走連続勝利の新記録を樹立した。

 2009年には、5月31日に悲願であった日本ダービー(G1)をロジユニヴァースで勝利し、その年の7月18日にはスギノブレイドで史上5人目となるJRA通算2000勝を達成。2010年には、4週連続重賞勝利を達成。9月に落馬負傷しながらも年間120勝を挙げ、自身初の中央競馬全国リーディングジョッキーにも輝いた。

 今回騎乗するノームコアのオーナー、池谷誠一氏とのコンビでは、2016年にアデイインザライフで新潟記念(G3)を優勝。この勝利で中央競馬史上4人目のJRA全10場重賞制覇を達成しており、横山典騎手にとっても縁起がいいコンビといえるだろう。

 前走の札幌記念(G2)をノームコアで勝利した横山典騎手は「無観客ということがこの馬には良かった。いつもより落ち着いていて、ダイレクトに良さが伝わってきました。追い出してからもよく伸びてくれましたし、この秋も頑張ってくれると思います」とコメントしているように、観客が少ない今の状況は本馬にとってプラスに働くだろう。

 ヴィクトリアマイル(G1)を制しているノームコアにとっては、古馬の牝馬限定G1完全制覇がかかった一戦。ここに懸ける思いは強いはずだ。

「究極の普通」と名付けられたノームコア。

 横山典騎手とのコンビなら「偉業」も“普通”に成し遂げられそうだ。

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