JRA横山典弘「大暴走」!? 柴田大知「憮然とした表情」に他の騎手も同情。スマイルカナ大敗の「超ハイペース」謎多き一戦に迫る

あの「暴走」はいったい何だったのだろうか……。
10月24日に東京競馬場で行われた富士S(G2)。単騎逃げが濃厚だったスマイルカナ(牝3歳、美浦・高橋祥泰厩舎)が、シーズンズギフトに執拗に絡まれて大敗を喫したレースだ。
レースを見れば一目瞭然であるが、好スタートを決めた柴田大知騎手のスマイルカナが先頭に立ち、隊列はすんなり収まったかに思われた。
しかし、そこから暴走気味に上がっていったのが、横山典弘騎手のシーズンズギフトだ。
これを嫌ったか再び単騎先頭へと躍り出るスマイルカナだったが、再度シーズンズギフトも並びかけるという「いたちごっこ」状態。
時計の少しかかる馬場だったにも関わらず、1000m通過は57.4秒のハイペースとなった。
前半4ハロンが45.4秒に対し後半4ハロンは48.0秒と、前半の方が2.6秒も速いラップ。結果、スマイルカナは10着に大敗……絡みに行ったシーズンズギフトに至っては、地方馬となったブラックバゴから9馬身差の殿負けだった。

「事情を知る記者は『レース後の柴田大騎手は、憮然とした表情で引き揚げてきましたね。とてもコメントを取れるような雰囲気ではなかったです』と話していました。過去に折り合いの不安がある馬で横山典騎手の逃げ馬に絡んでしまった別の騎手は、謝罪に行った際『お前のせいでめちゃくちゃだよ』と言われたとか……今回の件についても同情していたそうですよ。
横山典騎手がなぜ惨敗必至の超ハイペースで絡んだのかはわかりませんが、スタート直後にスマイルカナが大きくヨレて、シーズンズギフトにぶつかった事も関係しているんでしょうか……? 外から見た感じは抑えが利かないという感じでもなかっただけに、謎が残りますね」(競馬記者)
執拗に絡まれて大敗したといえば、10月初週のスプリンターズS(G1)でも同じようなことがあったばかりだ。
松若風馬騎手が騎乗したモズスーパーフレアに藤岡佑介騎手のビアンフェが競りかけ、前半3ハロンは32.8秒のハイペース。後半3ハロンが後半35.5秒もかかっていることから厳しいペースだったことがわかるだろう。結果、モズスーパーフレアが10着。競りかけたビアンフェは殿負けを喫している。
因みに同レースの前年ラップは、前半が32.8秒と全く同じ。しかし、後半は34.3秒と1秒以上も速く、モズスーパーフレアが2着に粘り込んでいる。
馬場差なども含め、競られたことが大きな要因となっている可能性は高く、松若騎手も「最後は競られた分、脚が上がってしまいました」と、競りかけられたことが敗因であったと示唆している。
謎多き一戦となった富士Sだが、スマイルカナもまだ3歳。シーズンズギフト同様、まだまだ活躍が見込める若駒だけに、今後の巻き返しに期待したい。
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