JRAエリザベス女王杯(G1)リアアメリア「激走」に追い風!? 「芝G1・38連敗中」川田将雅が頼れるパートナーに大変身か

15日、阪神競馬場でエリザベス女王杯(G1)が開催される。京都競馬場が改修工事に入ったことで、今年は阪神競馬場での開催となる。
古馬に解放された1996年以降、エリザベス女王杯はすべて京都競馬場で開催されているため、参考となる過去のデータは存在しない。直線平坦な京都ではなく、直線に急坂のある阪神へのコース替わりが勝敗を左右するだろう。
今年は昨年の勝ち馬ラッキーライラック、同馬を札幌記念(G2)で破ったノームコア、昨年のオークス馬ラヴズオンリーユーといったG1馬が人気の中心となりそうだ。
だが、秋華賞組の3歳牝馬もデアリングタクト不在とはいえ、軽視するわけにはいかない。17年にはモズカッチャンが前走3着から古馬を一蹴しており、意外な好走馬が出現するかもしれない。

そこで注目したいのがリアアメリア(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)だ。
前走の秋華賞は2番人気に推されながらも、13着に惨敗したリアアメリア。川田将雅騎手は「桜花賞(G1)も重たい馬場で走れませんでしたし、現状は極端に乾いた馬場でないと力を出せないという印象」と敗因を分析。道悪が堪えての敗戦だったようだ。
実際に、2桁着順に敗れたのは「重馬場」の桜花賞と「稍重」の秋華賞のみ。11日現在、天気予報は晴れマークが続いており、レースは良馬場で行われることになりそうだ。これはリアアメリアにとってプラスに働くだろう。
また、良馬場で行われたオークス(G1)は後方から追い込んで見せ場十分の4着。この走りからも、2200mの距離、阪神の坂にも対応できるはずだ。
「秋華賞は2番人気でしたが、前走の大敗により今回は人気を落としそうなので、リアアメリアに馬券妙味がありそうですね。3歳世代でトップクラスの素質馬なので、自分の走りができれば古馬相手でも通用するはず。今回はメンコを着用するという話もあるので、変わり身にも期待できそうです」(競馬記者)
ローズS(G2)で復活の勝利を挙げた際、川田騎手は「やっと、この馬本来の走りを見せられて良かった。自分のリズムで、この馬の特性を生かすつもりで競馬を組み立てました」と話している通り、能力を引き出すことができれば好走必至のはずだ。
そして、最もリアアメリアにとって好材料となるのが今年のエリザベス女王杯が阪神開催ということだ。これには川田騎手の成績が大きく影響している。
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