JRAディープインパクト産駒「良血馬」がまたもや2着……金子真人氏「2歳最高額」2戦連続の単勝1倍台もキレない脚は「兄譲り」!?
28日、東京競馬3Rの未勝利戦(芝1800m)は、2番人気のバジオウが優勝。1番人気で2着となったシテフローラル(牡2歳、美浦・堀宣行厩舎)に3馬身差をつけて快勝した。
バジオウは母フローレスダンサーで、その母がダンスインザムードという血統馬。父にはサンデーサイレンスの血を持たないルーラーシップを配し、セレクトセールでも6264万円(税込み)と高額で取引された馬である。
しかし、それ以上に高額で取引されたのが2着だったシテフローラル。2019年のセレクトセールで、1歳馬4番目の高額となる2億8080万円(税込み)で取引された。
こちらはサトノクラウンの半弟で、父ディープインパクトとデビュー前から大きな注目を集めていた馬。デビュー戦で2着と敗れ、ここは1.5倍と断然人気に推されていた。
レースは14頭立て。好スタートを切ったバジオウに対し、シテフローラルは出遅れて後方からの競馬となった。バジオウは8枠13番という枠なりに外目を追走。シテフローラルは出遅れを挽回し、中団馬群の中を進んだ。
4コーナーを回って、バジオウの後ろをピッタリとマークするシテフローラル。しかし、バジオウが追い出しを開始すると、その差は一気に広がった。
直線最後はシテフローラルも盛り返したが、その差はなかなか縮まらず。2戦連続で1倍台の人気を裏切る形となった。
シテフローラルに騎乗したC.ルメール騎手が「スタートは遅かったですが、そのあとは終始冷静に走れました。ただ、エンジンのかかりが少し遅かったですね」と話したように、最後の直線はジリジリとした伸び。
「デビュー戦もそうでしたが、いい伸びは見せてるんですけどね……。兄のサトノクラウンは重馬場が得意で、それほどキレるという印象ではありませんでした。本馬も父が替わりましたが、一瞬の脚が使えない感じなのかもしれませんね。ルメール騎手も『2000mでも大丈夫』って話していましたし、距離はもっとあった方がいいのかもしれません。
今回の走りからはクラスが上がって良さそうなタイプですし、オーナーは本馬の父ディープインパクトと同じ金子真人氏。この血統ですし、来年のクラシック戦線には乗ってくるのではないでしょうか」(競馬記者)
勝ち切れない競馬が続いているが、2戦ともに末脚は最後まで止まっていない印象。半兄サトノクラウンという血統からも今後の活躍に期待したい。
PICK UP
Ranking
11:30更新- C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
- J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
- 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- C.ルメール「がっくり」まで繰り返さなくても!? 3歳マイル王ジャンタルマンタルが「あの名マイラーにそっくり」と話題
- “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
- 「絶妙ラップ」でメジロパーマー以来32年ぶり快挙!成績不振&名伯楽からの卒業…ピンチをチャンスに変えた「花の35期生」新人王
- 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
- フォーエバーヤング「大接戦3着」でますます加速!? 3歳ダートNo.1の歴史的快挙を手放しで喜べない事情
- 武豊「16戦1勝」でもノットゥルノで存在感!ボンドガールは不完全燃焼も…藤岡康太のバトン引き継ぐナミュールとリベンジへ
関連記事
JRAジャパンC(G1)大波乱の可能性!? 土曜競馬・芝2400mで○○勢が上位独占! アーモンドアイ・デアリングタクト・コントレイル「三強」3頭に大きな不安
JRA C.ルメール「絶賛」ジャングルキングが3馬身差圧勝デビュー! 馬主YouTuber「G3は獲れるかな」良血ドゥラメンテ産駒が躍動
JRAデアリングタクト松山弘平「特にないです」と弱気発言!? アーモンドアイ、コントレイルとの三強対決に「泣き」の言葉も自信を深める「その理由」
JRAジャパンC(G1)「欧州の重馬場が合わない」外国馬ウェイトゥパリスは稀に見るガチ勢!? 勝てば「3億円ボーナス」で合計6億円ゲットにヤル気満々
JRA無敗の三冠馬が何故「4番人気」の屈辱を味わったのか。ジャパンC(G1)8戦8勝の「皇帝」シンボリルドルフに流れた“不安説”とは