
JRA有馬記念(G1)川田将雅「ファースト」で鞍上決まらぬシルク「2頭」……グローリーヴェイズ「最優先」!? 待たされるのは「幻のダービー馬」??
川田将雅騎手の騎乗馬は……。
27日、中山競馬場で行われる暮れの大一番・有馬記念(G1)のジョッキーが続々と決定している。有馬記念ファン投票、第2回中間発表における順位と、想定される騎手を今一度確認してみたい。
2位 クロノジェネシス 北村友一
3位 ラッキーライラック 福永祐一
4位 フィエールマン C.ルメール
7位 キセキ 浜中俊
9位 ワールドプレミア 武豊
10位 ブラストワンピース (池添謙一)
17位 ユーキャンスマイル 岩田康誠
20位 グローリーヴェイズ (川田将雅)
23位 ラヴズオンリーユー M.デムーロ
26位 ミッキースワロー 戸崎圭太
――――――――――――――――――
27位 カレンブーケドール 池添謙一
28位 オーソリティ (C.ルメール)
29位 サラキア 松山弘平
32位 バビット 内田博幸
37位 ディープボンド 和田竜二
38位 ブラックホール 藤岡佑介
53位 ペルシアンナイト 大野拓弥
79位 サンアップルトン 蛯名正義
82位 ラストドラフト (戸崎圭太)
※( )内は前走騎手
特別登録馬の中でファン投票の得票数が多い上位10頭の馬が先に選出され、それ以下の馬は出走馬決定賞金の多い順に選ばれることとなる。
上記の内、鞍上の決まっていないブラストワンピース、グローリーヴェイズ、オーソリティの3頭はオーナーがシルクレーシング。それに加え、前走グローリーヴェイズに騎乗している川田騎手の騎乗馬がまだ決まっていないのだ。
10位 ブラストワンピース (池添謙一)
20位 グローリーヴェイズ (川田将雅)
28位 オーソリティ (C.ルメール)
上記3頭の前走騎手で、池添騎手はカレンブーケドールへの騎乗が決定済み。ルメール騎手もフィエールマンへの騎乗が決まっている。
このジョッキーが決定しない3頭について、記者が見解を話してくれた。
「グローリーヴェイズは放牧に出ていますが、有馬記念の出走は決まっていないようですね。同じシルクレーシングのオーソリティ、ブラストワンピースが鞍上未定なのも、グローリーヴェイズ回避なら流動的に替わるということなのではないでしょうか。川田騎手の騎乗馬が決定しないのもそれが理由でしょうし、出走するならグローリーヴェイズに騎乗すると思いますよ。
そのため、オーソリティとブラストワンピースは、現在『待ち』の状態。グローリーヴェイズが有馬記念を回避した場合は、川田騎手がオーソリティに騎乗する可能性が高いと考えられます」(競馬記者)
確かに、グローリーヴェイズの出否と川田騎手の騎乗馬未定が無関係とは考えづらい。仮に出走を表明しているオーソリティに川田騎手が騎乗するのであれば、すでに鞍上が確定してもおかしくはないだろう。
オーソリティといえば、今年の青葉賞(G2)を「2.23.0」のレコードで快勝。同じく芝2400m条件のダービーを制したコントレイルの勝ち時計が「2.24.1」と平凡だったことから、一部のファンから「幻のダービー馬」との声も挙がった馬だ。
そのオーソリティが待たされているのではないかという記者の言葉からは、グローリーヴェイズの評価がかなり高いということなのだろう。
川田騎手の騎乗予定に影響を与えているグローリーヴェイズの出否。その動向さえ決まれば、他馬の騎乗騎手も一気にまとまっていきそうだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 成績低下のM.デムーロ、三浦皇成に「不穏」な噂…腕だけなく馬質も重要な騎手業、彼らが不満を隠せなかった「決定的な理由」とは
- JRA「超高額落札馬主」の思惑……「絶対損では?」疑問を解くあの「巨大組織」
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- JRA「毛色の再現が困難」で落選!? アイドルホースオーディション堂々の「トップ10入り」ソダシ母が“諸事情”でまさかの無念……
- JRA グラスワンダー主戦騎手「溺愛」で今年0勝の息子ジョッキーと共倒れ状態……往年のライバル横山典弘から「痛恨不利」も“同情の声”が集まらないワケ
関連記事
JRA有馬記念(G1)ヨシオ圏外も「キセキ浜中」に新たな「天敵」!? 角居勝彦調教師「最後」のグランプリレースで「最高」の“フィナーレ”を
JRA元ジョッキー安藤勝己氏「有馬記念はとりわけ適性問われるレースに……」中山・中京の両メインレースで「対照的」な同産駒がワンツー!
JRA有馬記念(G1)武豊騎手「騎乗馬」に憶測が飛び交う!? ジャパンカップ6着キセキ乗り役「決定」もなお残る「鞍上問題」
JRAアーモンドアイ引退で人気に陰り……有馬記念(G1)C.ルメールなど「騎乗馬確定」で浮かび上がるシルクレーシングの苦境!?
JRA有馬記念(G1)津村明秀カレンブーケドール「降板」に予兆があった!? 「G1を勝ちたい」想い届かず……。“首の皮一枚”チャンス逃し、無念の乗り替わり