有馬記念(G1)の「挽回チャンス」到来! 東京大賞典(G1)「◎」オメガパフュームに逆らえずとも、「穴馬」豊富で高配当も期待できる!? カギは地方馬の取捨
「▲」はウェスタールンド(セン8歳、栗東・佐々木晶三厩舎)だ。
大井競馬場初参戦となるため未知数な部分もあるが、近走の安定感から3番手評価とする。今年の成績は【1,2,1,0】ですべて馬券圏内に好走。ダイオライト記念(G2)で2着、浦和記念(G2)はタイム差なしの3着と、地方競馬でも結果を残しているため、初の大井コースも問題ないはずだ。右回りコースを得意としていることも追い風となるだろう。
唯一不安なのが過去10年で8歳馬が1頭も馬券圏内に入っていないこと。14年はワンダーアキュートが3番人気に支持されるも、7着に敗れた。ただ、同馬は翌年に9歳馬として出走し、3着に好走している。これをプラスに捉えて、買い目に入れたい。
「△」はミューチャリー(牡4歳、船橋・矢野義幸厩舎)だ。
こちらも地方所属の4歳馬。特筆すべきは大井コースとの相性の良さだ。船橋所属ながら、最も出走しているのが大井競馬場で【3,2,1,1】と安定した成績を残している。唯一の着外は今年のJBCクラシックの4着。決して悲観する必要はない。交流重賞勝ちはないものの、相手なりに走る馬だ。
大井2000mも東京ダービー(S1)で2着、ジャパンダートダービー(G1)で3着、先述のJBCクラシックで4着とまずまずの結果である。JBCクラシックではメンバー中3位の上がりを記録しているのは心強い。今回の相手ならば、十分に馬券圏内もあり得るだろう。
「☆」はダノンファラオ(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)だ。
3歳ダート王を忘れてはならない。ジャパンダートダービーを優勝し、JBCクラシックでも5着に好走するなど、大井コースを得意としている。前走は浦和記念を優勝しているが、着差は2着ロードブレスとハナ差、さらに3着ウェスタールンドはアタマ差という接戦だった。斤量差は有利になるが、絶対的な信頼を置くのは危険かもしれない。
なお、前年の3着馬モジアナフレイバーは「消し」とする。
昨年は勝島王冠を優勝して東京大賞典に臨んだが、今年は同レースで3着に敗れている。勢いは昨年以下ということで、買い目から外す。
買い目は以下の通り。
3連単 フォーメーション 9点
1着[7] 2着[9,14,16] 3着[5,9,14,16]
配当傾向からも、買い目を広げるのは危険。オメガパフュームの頭を固定しつつも、地方馬の台頭で高配当を狙いたい。これが本当の今年最後の勝負となるため、なんとか当てておきたいところだ。
(文=ハナビ杉崎)
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