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JRA武豊「鬼の居ぬ間に」リーディングゲットも…… 「狙っていた」「期待していた」2頭で勝ち切れず不満

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 2021年のJRAが開幕した5日。昨年、過去10年で最多となる115勝を記録した競馬界の生きる伝説・武豊騎手は、いきなり3勝を上げる上々のスタートを切った。今年の3月で52歳を迎えるも、その手綱さばきは衰え知らず。自身がノルマと語る『年間100勝』の3年連続クリアに向けて、まずは視界良好といったところだろう。

 その武豊騎手が自身のHPの日記を更新。5日の騎乗について、「鬼の居ぬ間(ルメールが留守)にの感はありますが、リーディング首位に名前がある気分は悪くありません」と満足気に明かすも、「狙っていた第1レースと、期待していた金杯のシュリで結果が出せなかったことで、満点スタートとは言えません」と完璧ではなかったと振り返る。

 ここで武豊騎手が明かす「狙っていた第1レース」とは、中京ダート1800mのサラ3歳未勝利戦で騎乗し、2着だったメイショウキリモン(牡3、栗東・荒川義之厩舎)のことだ。

 昨年、メイショウキリモンは団野大成騎手を背にデビュー戦で4着。だが、その後期待されるも、勝ちきれない競馬が続き、4戦連続2着に終わる。そしてこの現状を打破すべく6戦目で団野騎手から武豊騎手にスイッチ。コンビ結成初戦から1番人気に支持されたものの、結果は勝ち馬に3/4差届かずに5度目の5着だった。

 勝利を上げられずに越年となったメイショウキリモン。あと一歩のもどかしい状況が続いていただけに、武豊騎手も今度こそという思いは強かったはずだ。だが、好スタートから2番手で進むも、逃げたテイエムマグマを捉えきれずに通算6度目となる“銀メダル”。「狙っていた」というだけに、悔しさもひとしおだろう。

 またこれ以外に武豊騎手が悔やんだのが、京都金杯(G3)で騎乗したシュリ(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)だ。武豊騎手は『期待していた』という昨年5戦4勝と素質が開花したシュリで、2021年重賞初制覇を狙ったものの、最後の直線で伸びを欠いて5着。レース後、武豊騎手はスタートが良くなかったと明かし、「4コーナーから急に行きっぷりが悪くなり、馬場の悪いところに脚を取られていました」と敗因を明かしている。

「当日は中京の開催初日、馬場状態も良と発表されていました。それほど走りに影響が出るとは思えないのですが、武豊騎手は『乗った感触は道悪のそれ。内も外も緩い感じ』、『結果として前残りの競馬が多かったのではないか』と日記で当日の状況を回顧しています。

 シュリが金杯以前の8戦で、連対を外したのは2回。ひとつは稍重、もうひとつは重の芝馬場でのレースでした。渋った馬場よりも、軽い馬場のほうが合うタイプなのかもしれませんね。力負けではないでしょうし、次回こそ重賞初制覇を達成してくれるはずです」(競馬誌ライター)

「狙っていた」「期待していた」2戦で勝利を上げることができなかった武豊騎手。だが、この2頭とのコンビでの次走は期待できるものになりそうだ。

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