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キタサンブラック堂々1位も「あの珍名馬」が大人気!?有馬記念のファン投票結果からわかる「今年の競馬事情」とは

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 それと比較して、昨年は3位に菊花賞馬キタサンブラック、4位に牝馬2冠のミッキークイーン、6位に春の2冠馬で故障離脱中だったドゥラメンテ、9位に菊花賞2着のリアルスティールと4頭がベスト10入り。次点でもオークス2着のルージュバックが12位に続いていた。

 このような傾向が出たのは、やはりこの秋の3歳馬全体の伸び悩みが最大の原因だろう。

 夏競馬まではスプリント路線を中心に3歳馬にも勢いがあったが、スプリンターズSを皮切りとする秋のG1戦線が始まってからは3歳馬が大不振。特に有馬記念と関係性の高いジャパンCでディーマジェスティやレインボーラインが掲示板さえ確保できないなど、尽く古馬の壁に跳ね返された印象が残っている。

 そして、さらに大きかったのがNHKマイルC馬メジャーエンブレム、オークス馬シンハライト、2歳王者リオンディーズ、重賞3勝馬スマートオーディンといった主力級の相次ぐ離脱だ。特にシンハライトとリオンディーズはすでに登録を抹消しており、今回のランキングには名を連ねていないことも大きい。サトノダイヤモンドは世代最後の砦となれるだろうか。

 また昨年と比較して、今年はランキング上位馬に人気が集中する傾向があった。

 有効投票総数は154万3464票で前年比約105%と約7万票の上積みがあり、こういったところでも競馬人気の回復ぶりがうかがわれる。中でもベスト10の合計投票数は今年が81万7283票と全体の過半数を大きく超えており、前年比も約116%と大きく人気が集中した。

 こういった傾向はつまり、キタサンブラックやサトノダイヤモンドといった今の競馬を牽引するスターホースが、確固たる実力と人気を兼ね備え始めている証だろう。

 結局のところ、わずか数頭のカリスマ性を持つスターホースの存在で競馬人気そのものが大きく上下する現実がある以上、これは競馬界全体にとって良い傾向といえるのではないだろうか。

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