
JRAディープインパクト産駒「サリオス半弟」がスタンバイ! 2歳王者グレナディアガーズとともに中内田充厩舎を牽引する存在に?
24日の中京競馬場の新馬戦(芝1600m)に、中内田充正厩舎が素質馬エスコーラ(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎)を送り込む。
エスコーラは父ディープインパクト、母は独オークス(G1)などを勝利したサロミナ。半兄には19年の朝日杯FS(G1)勝ち馬サリオス、全姉に昨年の有馬記念(G1)で11番人気ながら2着に入るなど、G1競走で2着2回の実績を持つサラキアがいる。
近親に実績馬がいるとあって、エスコーラにも大きな期待が懸けられるのも当然。今年に入って1月9日の中京マイル戦に出馬投票したものの除外になってしまったが、陣営はマイル戦にこだわりを見せて、あえて2週後のここに照準を合わせてきたようだ。
エスコーラを手掛けるのは、今後の競馬界を背負って立つ存在として目されている中内田師。昨年は前半に成績を伸ばすことができず、前年から12勝も勝ち星を減らして36勝に終わるなど、イマイチ波に乗り切れなかった。だが、12月に入ってグレナディアガーズが朝日杯FSを勝利するなど、巻き返す準備は着々と進んでいるようだ。
「今年に入って中内田厩舎は、1番人気に支持された4頭が、いずれも勝利を収めることができず、さらに日経新春杯(G2)で2番人気と期待されたヴェロックスが9着と惨敗。現時点で1勝に留まるなど、昨年から続く嫌な流れを完全に払拭するには至っていないようです。
だからこそ、その流れを断ち切るためにも、若い世代の台頭は必要不可欠。2歳王者に輝いたグレナディアガーズをはじめ、明け3歳勢には今週出走予定のエスコーラ、メルカデオ、ルージュエトワール、ヘアケイリーなど将来性抜群なディープインパクト産駒がスタンバイ。また新馬戦での低評価を覆して勝利したヴァリアメンテが若駒S(L)、ダノンジェネラルがきさらぎ賞(G3)を視野に入れるなど、クラシックを見据える才能豊かな馬がずらりと揃っています。
少し足踏みしているようですが、2021年はまだ始まったばかり。クラシック戦線が活発化してくる春に入れば、嫌というほど中内田師の管理馬が勝つ姿を目にするかもしれませんよ」(競馬誌ライター)
エスコーラが向かう中京マイルは全姉サラキアがデビュー戦Vを飾った舞台。ここを快勝し、中内田師が快進撃を続けるきっかけになってくれれば、言うことはないだろう。残念ながら、今週末は悪天候の予報が出ているだけに、パワーが求められるタフな馬場での開催が予想されているが、それを苦にしないパワフルな走りを期待したい。
PICK UP
Ranking
23:30更新「勝ち馬は違うレベル」C.ルメールも思わず脱帽…川田将雅×中内田充正の黄金コンビ「6戦5勝」の遅れてきた大物が出世レースを好タイムV!
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 「警報級大雨のち傘マーク」はドウデュースに試練? 「重馬場濃厚」の宝塚記念(G1)で注目したい道悪巧者
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 作曲者も“謝罪”した「プペペポピー」、函館記念(G3)生ファンファーレに称賛の嵐…平穏決着は必然だった!?
- 【追悼】悲運のダート最強馬ゴールドアリュール。武豊と目指したドバイワールドカップ。
関連記事
JRA福永祐一「嬉しい誤算」に思わずガッツポーズ! 友道康夫厩舎の良血リノユニヴァース異次元の末脚で圧巻デビュー
JRAオークス馬の妹「異次元の末脚」で圧巻デビュー! 横山武史「1600mは明らかに短い」絶望的な位置取りから上がり3ハロン33.5秒の末脚爆発
JRA藤田菜七子「うまく乗れませんでした……」も衝撃の末脚で殿一気! 父ドゥラメンテを彷彿「狂気の怪物」で見えた悲願のG1制覇
JRA武豊「素質はありそう」期待の良血馬がデビュー戦完勝! 奥村調教師「思ったより切れた」セレクトセール1億1500万円落札の大器がクラシックへ名乗り
「中内田充正×藤岡佑介」アンドラステ半弟がデビュー戦で上がり最速の「33.7秒」! クラシックへ向け低評価を覆す快勝